証明は5年越し、望月新一教授のABC予想の証明が認められる [時事]
京都大学数理解析研究所の望月新一教授が宇宙際タイヒミュラー理論によるabc予測の証明が認められて、数学誌 PRIMS に掲載されることが決まりました!
(o・ω・o)
新たな数学的手法を開発し、それを駆使して証明を展開しているので、それを証明するのに5年の歳月がかかりました。
(o・ω・o)
ABC予測とは。
a + b = c
を満たす、互いに素な自然数の組 (a, b, c) に対し、積 abc の互いに異なる素因数の積を d と表す。このとき、任意の ε > 0 に対して、
c>d^(1+ε)
を満たす組 (a, b, c) は高々有限個しか存在しないであろうか?
と、いう数学が得意じゃないと、分からないと思いますが・・・(´・ω・`)
ABC予想が正しいと「フェルマーの最終定理」はABC予測を当てはめて証明すると、その証明は論文1ページ分になります。
(o・ω・o)
フェルマーの最終定理は、n ≧ 3 のとき、
x^n + y^n = z^ n
を満たす整数 x, y, z がないというものですが、 n が 6 より大きいと、解がないということになります。
ファルマーの最終定理がABC予測が証明されたことで、ABC予測を当てはめることで、簡単に証明できてしまうんですよね。
(o・ω・o)
証明に世界中の数学者が5年もかけたことから、その難解さがわかるというものですが、残念ながらフィールズ賞は「4年に一度」「40歳以下」「2名以上4名以下」となっておりまして・・・(´・ω・`)
42歳の時に「フェルマーの最終定理」の証明に成功したアンドリュー・ワイルズは特別賞を受賞されました。
今回も特別賞が授与されるかも知れません。
フィールズ賞は日本人は25年以上受賞者が出ていないのですが、歴史に残る快挙です。
(o・ω・o)
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