おっさんプログラマーがウケた話52『Web3.0でWebはまた分散するのか?』 [パソコン]
今、『Web3.0』が話題ですね。
私も技術者なので、もちろん興味はあります。
ちなみに、インターネット技術の進歩という概念では、Web1.0の時代は、インターネットが爆発的に普及した時期です。
当時のコンテンツはhtmlで作成され、回線の速度も遅かったことから、テキストが主体となっていました。「Wikipedia」「2ch」「Yahoo!」「ニュースサイト」などが、この時代から続いているサービスです。
さて、回線の速度とブラウザーの機能が強化された現在はWeb2.0の時代と呼ばれ、「Youtube」「Facebook」「Twitter」など、我々が今使用しているサービスのほとんどが2010年代ぐらいからリリースされました。
Webのサービスは特定の企業が提供しているものが主流です。
特にGAFAと呼ばれる企業は、Web2.0の技術によって巨大で世界的に影響を及ぼすことができるようになったのです。
しかし、繰り返される情報漏洩などのセキュリティの問題が取りざたされ、サービス停止による影響はインフラと化してしまったWebのサービスは世界的な影響を与えます。
そこで、仮想通貨のイーサリアムの共同設立者であるギャビン・ウッドが『Web3.0』という概念を提唱しました。
ブロックチェーンの技術を使えば、以下のメリットがあると主張しています。
① 個人情報の漏えいリスクの低下
② セキュリティの向上
③ サービスの安定化
例えばWeb3.0といえば『NFT』が有名ですが、この取引は主にイーサリアムのブロックチェーン上で行われており、Web3.0のサービス上での売買は、基本的に仮想通貨を用いておこなわれます。
ファイナンスに関して、強力なサービス提供が可能だと言われています。
そう、ファイナンスに関してはなんですよ・・・(´・ω・`)
逆に個人を特定できないので、反社会的勢力によるマネーロンダリングなどの問題も孕んでいます。
10年以上前から特定の企業に依存せず、暗号技術とP2Pによるコンテンツ共有ソフトはWinnyやShare、そしてPerfect Darkが日本発で存在していて、こちらも著作権法違反などの違法性が問題になっています。
ゲームダウンロードサービス企業のSteamはNFTを否定してますが、ライバルのEpic Gamesは推奨して力を入れようとしています。
私も今のNFTには否定的です。
Web2.0で無料提供に慣れたユーザーに、今のWeb3.0は厳しいっすよね・・・(´・ω・`)
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