おっさんプログラマーがウケた話45『パソコン少年のファミコンの日』 [時事]
ファミコンかぁ・・・(´・ω・`)
私はファミコンに対して、斜に構えていました。
パソコン少年だったので、スペック表を見て、CPUのクロック1.79MHz動作、ワーキングRAM:2kバイト(16kビットSRAM)、VRAM:2kバイト(16kビットSRAM)という部分で、何ができるんだこんなチンケなCPUとメモリーで?
案の定、リリースされるゲームはアクションゲームやパズルゲームとかで、とても当時のパソコンゲームと比べるべくもありません。
確かに、スクロールはきれいだし、スプライトでキャラは動きますが、RPGやストラテジーゲームが好きな私にはまったく興味が持てなかったのです。
(同時期のRPG ウルティマⅣ)
(同時期のストラテジーゲーム 三国志)
しかし、なぜこのスペックでこんなすごいゲームが出せるんだ?
と、プログラマーを志していた私ですが、できればハードウェアの勉強もしたいと思い工学系の進路に進みます。
そこで、デジタル回路を習うんですが、一回のクロックで一つの動作をするCPUですが、命令によって実行するクロック数が違い、ファミコンのMC6502はZ80とかと比べて、少ないクロックで命令が実行されるというのが理解できました。
また、ROMとRAMの違いも明確に理解し、ROMカートリッジの容量が増えればRAMは少なくても変数にしか使わなければ大丈夫だということも理解しました。
さて、グラフィックのBGとスプライトですが、テレビの原理にである走査線上のことなので、メモリーが少なくても大丈夫だというのも理解しました。
ゲーム機とか当時のゲームパソコンの仕組みを理解できた結果ですが、やっぱり、僕はPC98というゲームが圧倒的に作りにくいビジネス用パソコンを選択します。
私が好きなのはRPGとストラテジーゲームなので、ビジュアルが優れていなくてもよいのです。
未だに誰でも知っているファミコンですが、現役時代は長ったんですよ、10年近く続いた息の長いハードだったんで、後半は他のライバル機種と比べて見劣りしてましたが、やっぱりヒット作はファミコンの方が多かったし、ドラクエとFFはすごくおもしろかったです。
思い返してみれば、ハードウェアもあるていど理解できるので、フルスタックエンジニアとして今のプロジェクトも開発とインフラを兼ねられるのは、ファミコンをバカにしたけど、なんでこんなゲームが作れるのか?
と、いう疑問を持ったからなんだなぁ、とシミジミと思い出しました・・・(´・ω・`)
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