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伊方原発の運転中止! 方向転換を求められる電力会社 [時事]



広島高裁による四国電力伊方原発3号機(愛媛県、定期検査中)の運転差し止め命令は、原発の再稼働をてこに収益改善を見込んでいた電力会社にとって想定外の衝撃となっております。
伊方原発3号機は1986年に着工、1994年に営業運転開始された比較的新しい原発ですが、燃料にウラン・プルトニウム混合酸化物ことMOX燃料を使いますから、低濃縮二酸化ウランよりも事故にあった時のリスクは高いです。
それにだいたい、原発は基幹部分は放射能に汚染されるので、途中で修理や改良は難しいといいますか、実質出来ないです。
司法が下した判断は、自然災害が多い日本で原発を安全稼働させるのは無理があるということで、日本の電力会社の原発再稼働は難しくなりますね。
運転停止期限は来年9月末ですが、電力供給は火力発電9基(計339万1000キロワット)の稼働率を引き上げることで影響は出ない見通しですが、年間の燃料費は最大420億円膨らむことになります。
(´・ω・`)

さて、再稼働が難しくなった原発の変わりを見つけないとならなくなりましたが、日本の会社は頑張っております。
日本の電力会社は国策として、原子力発電への転換を行ってきましたが、古くなった火力発電所の設備を一新することでまかなえます!
四国電力の最大の火力発電所である阿南発電所は、例えば3号機など1975年5月に運転開始した効率の悪い発電設備を使用しています。
しかし、日本の火力発電性能は世界トップクラスなのです。
(o・ω・o)

例えば、三菱重工業株式会社の開発した天然ガスを燃料に熱効率61%以上の発電性能を持つ「ガスタービンコンバインドサイクル発電システム(GTCC)」
「世界最高水準の高効率・大型ガスタービンで、地球環境やエネルギー問題に貢献」
http://www.nedo.go.jp/hyoukabu/articles/201205mitsubishi_j/index.html

また、石炭火力発電所の発電効率を高める研究も三菱重工では行われております。
(o・ω・o)

まだ、再生可能エネルギーによる安定した発電は難しいので、日本の電力会社の各社は火力発電を高効率化していき、燃料費の削減を目指すことになりそうですね。
(o・ω・o)







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