道徳の新たな題材、桃太郎は侵略者? 「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました」 [岡山]
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました」。こんなキャッチコピーの新聞広告をもとに道徳の授業が生まれました。
多様な価値観がぶつかり合う時代に、異なる視点を持つことの大切さを考える。
桃太郎伝説の故郷、岡山県で始まった授業が全国に広がっていくことを目指しています。
(o・ω・o)
(出典 goodcopy.iwankofu.com)
桃太郎伝説のモデルは大和の王子で、四道将軍の吉備津彦が、吉備の鬼神の温羅を退治して、吉備を治めたという伝説が童話になったものです。
付き従う家来に約束した報酬はきび団子ならぬ、吉備の国だったのです。
吉備津彦の墓と言われる「中山茶臼山古墳」は3世紀後半-4世紀頃の建造とされていますが、それを境として吉備も大和の影響下の象徴というべき王の墓として前方後円墳が作られていきます。
神武天皇の東征の時代には同盟国の吉備の高島宮に駐留して、大和に攻め込む兵を養ったという伝説がありますが、その頃は独立国だった吉備も10代目の崇神天皇の時代には、大和の属国になったということですね。
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岡山のうらじゃ踊りも、古代の吉備の風俗であった黥面に赤い化粧という「うらじゃメイク」をして、鬼の姿に扮して踊ります。
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吉備はたたら製鉄により、6世紀後半から「真金吹く吉備」と言われる豊かな国となり、その後に大和に対して吉備氏の反乱が幾度か起こりますし、一方で大和王朝へ王女が嫁ぐ有力な豪族が支配する地域として有り続けました。
桃太郎伝説の豊かな鬼ヶ島のモデルは岡山のことで、鬼のモデルは岡山の住民のことなのです。
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なので、未だに鬼推しの祭りがあったりするんですよね。
道徳の教育にもうってつけだと思いますよ。
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