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2017年9月の北朝鮮の核実験 ブースト型核分裂兵器とは? [時事]



小野寺五典防衛相は6日午前、記者団に対し、北朝鮮の核実験の爆発規模について、当初試算した70キロトン(TNT火薬換算)から160キロトンに大幅に上方修正したことを明らかにしました。
その威力は比較すると広島に投下された原爆の10・7倍、長崎の7・6倍となります。
(´・ω・`)

ICBMに搭載する水爆であるとの発表から、ブースト型核分裂兵器だと推測されます。

この方式による核分裂(そして核出力)の増強効果をブースト、そのためのメカニズムをブースターと呼びます。
核融合反応を利用するが、それによる発生エネルギーの増加はごく僅か、恐らく1%程度であり、その主な目的が核分裂反応の増強である点で水素爆弾などの核融合兵器とは異なるので、世間一般的に言われる水素爆弾ではありません。
しかし、ほんの僅かな核融合反応を利用できることで、小型でも非常に強力な核弾頭となります。
(´・ω・`)

逆に核融合反応を利用しない核兵器は、核分裂反応の連鎖反応の進行時間と温度上昇による飛散(爆発)までの時間との競争の問題などから、ウラン235(235U)やプルトニウム239(239Pu)をどんなに増やしても、最大でも広島・長崎級原爆の10倍程度の爆発エネルギーをもつ原爆しか作ることができないので、北朝鮮はブースト型核分裂兵器の開発に成功したと推測できるのです。
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逆に純粋に水素爆弾というと、歴史上最大の威力の水爆は旧ソヴィエト連邦のRDS-220「ツァーリ・ボンバ」と呼ばれるもので50メガトン(広島型原爆の約3,300倍)です。
原子爆弾と違い、水素爆弾は理論上、どこまでも威力を増すことができます。
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さて、ロシアのプーチン大統領が言うように「北朝鮮は雑草を食べても核を開発するだろう」と、述べたように、北朝鮮がICBMと核開発や止めることは無いと思いますね。
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どこまで緊張状態が続き、結果がどうなるのか?
逆に米国をここまで挑発した国って、私はソ連ぐらいしか知りませんね。
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