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おっさんプログラマーがウケた話12『謎のメーカーNVIDIA?』 [パソコン]



日経で「謎のAI半導体メーカー」と紹介されたときに、確かに一般の人には馴染みのないメーカーだよなぁ・・・(´・ω・`)
と、思ったもんです。

2022年の現在、CPUの処理速度は停滞していますが、GPUは今のところ進歩は止まってません。
いや現行のハイエンド『GeForce RTX 3090 Ti』の消費電力が450Wに達しているので、実はそろそろ限界に近いところにあります。

今やCPUよりも高価となったGPUのスタートにはマイクロソフトが関与しています。
1990年代、グラフィックチップは各社独自規格で乱立していましたが、マイクロソフトがDirectXがDirect3Dの機能強化としてハードウェアT&Lのサポートを発表します。
CG向けの3次元の座標計算やポリゴンの陰影処理を行う専用の演算チップの仕様を統一しようとしました。これで同じ規格で性能を競うことになりました。

ここで、今も現在もトップシェアとなるNVIDIAのGeForceシリーズが発売されます。
GPU (Graphics Processing Unit) という用語を提唱したのも、この時です。

220px-Canopus_GeForce_256_DDR.png

CGの演算は今でも並列処理が有効なのでトランジスタ数は製品毎に増加していき、最初のチップの集積トランジスタ数は2,300万ですが、今は集積トランジスタ数は283億にまで達しています。

しかしCG用途だけだったのなら、こんなに有名な企業にはなっていないと思います。
2006年に発表したGPGPUソフトウェア開発基盤「CUDA」が汎用並列コンピューティングプラットフォームとして、CG以外にも並列処理が有効な演算に採用されることとなったのです。

AIの一分野であるディープランニングは集積したデータの特徴をベクトル演算を繰り返して抽出するのですが、これがCUDAで高速に処理することが可能でした。
また、 仮想通貨の信頼性を担保するブロックチェーンも同じく高速に処理することが可能でした。

これでパソコンで重要かつ、CPUよりも利益率が高いビジネスとなってしまったんですね・・・(´・ω・`)

さて、私もGeForce256を買って、Visual C++とDirectXでゲーム開発しました。ハードウェアT&LについてはPlayStationで経験していたので、パソコンでもこんなに簡単に使えるようになったのか?
と、驚いたものです。
そして、今はUnityで開発してますがモバイル用のチップでも、CGが普通に使えるようになりました。
AppleもAndoridのSoCを発売しているQualcommも、AI機能を実装しています。
もはやGPU専用メーカーじゃなくてもじゃくても、よくない?
と、思いつつ、私も高いと思いながらGeForce3070を去年買いました・・・(´・ω・`)


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