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おっさんプログラマーがウケた話9『不評だったWindows』 [パソコン]



今でこそ、WindowsってパソコンOSの代表格ですが、Windows1.0は不評でした。
1985年11月20日にリリースされたのですが、その当時はGUIのOSを各社が発表していて、MacintoshやAmigaなどが実現しているGUIのOSが求められていた時期ではありました。

220px-Microsoft_Windows_1.0.png

しかし、MS-DOSが圧倒的なシェアを誇り、それが長年続いていたPC/AT互換機 にとってGUIと互換性を両立することが不可能に近かったのです・・・(´・ω・`)
それにIBMとOS/2というUnixライクなOSを開発してもいたので、Windowsは繋ぎにすぎないとかいう話もあったりしました。
x86系のCPUが世代を重ねるごとに、問題なく互換性と性能アップを両立するという時代ではなく、8086の後継CPUの80286用にOSを開発すると、互換性に問題があったのです。

それにジョブズがAppleを去ったときに、チャンスだと思ったビル・ゲイツはMacintoshのOSを他社にライセンス販売することをAppleに提案したこともあって、もしこの提案が通っていたらWindowsは確実に終わっていました。

そんな状況でマイクロソフトは不評なOSの開発を続けます。
Windows/386 2.11では、80286の後継CPUの80386で仮想86モードを利用してWindows上のDOS環境をマルチタスクで同時に実行できるようになったのです。

そして、ようやくヒットといえるWindows3.1の頃には、マルチタスクでメモリーもより自由に使えるGUIのOSといえるぐらいにはなりました。
インテルのCPUも80486が発売された頃に、ビル・ゲイツは決断を下し、MS-DOSを開発をやめ、Windows95の発表を行います。

00_m.png

ようやく、互換性もGUIも双方ユーザーに満足させるOSがようやくリリースされました。Windows1.0のリリースから、10年経過した頃のことです。

あの当時の状況はWindowsっていつ開発が終わってもおかしくないOSだったのです・・・(´・ω・`)
色んな事情がありましたが、結局はマイクロソフトによるMS-DOSの完全互換のOSしかユーザーが求めていないことが、よくわかった市場の反応でした。
より先進的なOSが発表されても、結局は使いづらくてもMS-DOSが使われ続け、その完全互換を達成するまで、GUIのOSは待ち続けたわけですね。
そして、Windows11の今でも、結構昔のアプリがそのまま動作します。


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