おっさんプログラマーがウケた話11『日本製で最も売れた8ビットパソコンはMSX』 [パソコン]
ファミコンが世界的にヒットしたことは知っている若者は多くても、日本発のパソコンアーキテクチャーが世界的にヒットしたことを知る若者は少ない・・・(´・ω・`)
そんな小話です。
1983年にマイクロソフトとアスキーが日本の家電メーカーに巻き込んでMSX規格のパソコンが一斉に発売されました。
パソコン市場に出遅れていたパナソニック、ソニー、日立などがMSX規格でパソコンを発売しました。IBM PCのように既存の汎用半導体製品を採用していて、仕様は平凡ですがそれゆえに安価で本体が5万円台ぐらいが中央値で、より3万円で買える機種もあれば、高級機もあるというラインナップでした。
マイクロソフトが提供するMSX-BASICやCP/M互換のMSX-DOSなど、8ビットパソコンですが実用性も高いということで、世界的にもヒットしました。
特に冷戦時代だったこともあり、IBM PCを輸入できないソ連を中心とした東側諸国は大量に輸入されて、デファクトスタンダードとなりました。
日本ではMSXといえば、ファミコンより劣るゲーム機というイメージがありますが、特に東側諸国では当時パソコンといえばMSXというイメージです。
しかし1990年代にはIBM PC/AT互換機が急速に安価になっていき、構成しだいでMSXより安価に買えるようになります。
そうなると、そっち買いますよね・・・(´・ω・`)
私も子供のころに親に買ってもらうパソコンにMSXも候補の一つではありました。
がっ、その当時の8ビットパソコンの記憶媒体は録音テープという時代ですが、プログラムしたかった私は、安価にディスクが標準装備されたMZ-1500を選択します。
しかし、友達の多くがMSXを買いカートリッジのゲームで遊ぶのを横目で見て、そんな使い方だったらパソコンの意味がないだろう、BASIC使えよ!
と、内心では思いつつ、ゲームを遊ばせてもらうという子供時代でした。
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