おっさんプログラマーがウケた話7『Windows Vistaの悲劇』 [パソコン]
2000年代の初め、インテルはイキってました!
「PentiumⅣはすぐに動作周波数10Ghzに到達しますよ!」
と、・・・(´・ω・`)
1990年代の性能向上のペースが電子の速度の限界値である10Ghzまでは続くと思っていたのです。
これを真に受けたマイクロソフトは、その性能に見合うOSを開発します。
『Windows Vista』は従来のWindowsにはない新機能が多数搭載されました。
さて、現実はどうだったか?
リリース時の2006年で、改良に改良を重ねた第五世代のPentium 4の動作周波数3.60GHzにとどまり、発売当初の第一世代のPentium 4の動作周波数2.00GHzの二倍にも達することができませんでした。
これで市場は混乱しました。
あきらかにオーバースペックのOSで、最新のCPUでも動作が重かったのです。
これが2001年に発表した『Windows XP』が長年において使い続けられた理由です。
CPUの動作周波数を上げる障壁となったのは、量子力学のトンネル効果として知られたリーク電流で、結果として動作周波数を上げれば上げるほど、より強力な電力が必要になり、その発熱により半導体が溶けてしまいました。
電子の速度の前に、リーク電流による動作周波数の限界が見えたのです。
インテルも互換CPUメーカーのAMDも動作周波数を向上させることでの性能向上ではなく、まだ半導体の微細化は進められたので、マルチコアによる性能向上を目指すことになりました。
この現実を見据えて、発表された『Windows7』はVista を基盤にしてカーネル設計やコンポーネント化のモデルの改良され、軽いOSへと設計変更されその思想は今も続いています。
私もWindowsXPを使い続けて、Windows8の頃にようやく切り替えました。
それぐらい、CPUの性能が停滞していたのですよ・・・(´・ω・`)
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