SSブログ

ファンタジー漫画の名作 『セントールの悩み』 [漫画]



『セントールの悩み』は村山慶先生のファンタジー漫画の名作です。
TVアニメ化もされました!
(o・ω・o)



主に様々な形態の人類が普通に生活している世界における一女子高生を中心とした平凡な日常を描いている作品ですが、ところどころにディストピアな描写が登場します。
(o・ω・o)


セントールの悩み(1)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS)

セントールの悩み(1)【特典ペーパー付き】 (RYU COMICS)

  • 出版社/メーカー: 徳間書店(リュウ・コミックス)
  • 発売日: 2012/01/01
  • メディア: Kindle版



この世界は、哺乳類型人類と言われる【翼人】【竜人】【長耳人】【角人】【牧神人】【人魚】そして【人馬】といった形態に分かれ、共存して暮らしています。
このような、多種な形態の人類が共存する為に、いささか行き過ぎた平等主義の政策が行われている社会である日本が舞台です。
哺乳類型人類は交配が可能で、それぞれ子供が生まれるのですが、南極に住む高度な文明を持ち、外見が蛇のような南極人と、原始的な生活を行いながら、外見が両棲類のような両棲類人も少数ながら、存在しており、そちらはとは、まだ共存しているとは言い難い社会です。
(o・ω・o)

日常パートは可愛らしい形態の人類が普通に生活している日常系ながら、その歴史や社会のありようからユートピア風に見せながら、ディストピア的な社会情勢となっています。
そのディストピア部分もなかなか読ませます。
(o・ω・o)

原作は南極人の暗躍や、宇宙人の介入、そして南米での両棲類人の独立戦争、なども描かれております。
もし、人類の形態がもっと違いが無ければ、平和な社会だったかも?
と、作中で語られますが、そんな事は無いというのは、皆さんご存知の通りです・・・(´・ω・`)

この社会は、四苦八苦に悩まされる苦しみの大きい世界であるが、苦しみが続くばかりではなく楽しみもあるとされる人間界そのものです。
萌日常系もそういう楽しみもあれば、違う地域もあるということでしょうね。
(o・ω・o)








漫画・アニメ(全般) ブログランキングへ


セントールの悩み 15 (リュウコミックス)

セントールの悩み 15 (リュウコミックス)

  • 作者: 村山慶
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/07/13
  • メディア: コミック



セントールの悩み  コミック1-15巻 セット

セントールの悩み  コミック1-15巻 セット

  • 作者: 村山慶
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: コミック



nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:コミック

うらじゃの「温羅」って、鬼神の伝説 [岡山]



今年も「おかやま桃太郎まつり」のメインイベント「うらじゃ」が盛り上がっていました。
(o・ω・o)



もともと、「うらじゃ」は独立したお祭りだったんですが、色んな事情のもと「おかやま桃太郎まつり
」の中のイベントになったんですね・・・(´・ω・`)

さて、その事情なんですが・・・(´・ω・`)

岡山では桃太郎の童話は、「吉備津彦」と「温羅」との戦いの伝説が元とされています。

そもそも「吉備津彦」というのは、孝霊天皇(第7代)の皇子で「彦五十狭芹彦命(ひこいさせりびこのみこと、比古伊佐勢理毘古命)」のことです。
崇神天皇(第10代)の時代に四道将軍と一人として、吉備こと岡山に鬼神と言われた「温羅」を討伐するために派遣されます。
温羅討伐後に、吉備を治め吉備氏の始祖となりました。
大和王朝による、周辺諸国を征服した歴史が伝説として残っているわけです。

そもそも、吉備は残っている古墳の大きさで大和と匹敵する地域で、「真金(まかね)吹く吉備」という言葉にも見えるように古くから鉄の産地でした。
そもそも、吉備津神社は吉備が服属する以前の同社には吉備の祖神、すなわち温羅が祀られていたとし、服属により祭神が大和王権系の吉備津彦命に入れ替わったと指摘されています。

そして、魏志倭人伝の倭人の姿ですが、「皆黥面文身」というように男子はみな顔や体に入れ墨し、墨や朱や丹を塗っていると記されています。
今に伝わる鬼の姿そのものですね。
うらじゃメイクそのものです。
大和王朝が中国と国交を結んでいたという記録が無いので、魏志倭人伝に登場する邪馬台国というのは、大和王朝に匹敵する吉備のことだったかも知れませんね。

ちなみに桃は大和王朝を象徴する魔除けの力です。
イザナギが桃の木の実を投げて、イザナミの雷神と鬼の軍団・黄泉軍を退ける黄泉比良坂の伝説も有名ですね。
なので、鬼退治の英雄は桃太郎なのです。
(o・ω・o)

ブログ_20170318_5.jpg

そういう歴史から、鬼と呼ばれる者たちは、大和王朝にとっては討伐する対象でした。
ですから、大和王朝が日本を統一した事から、鬼を冠するような祭りの名前は、憚られたのでしょう。
(´・ω・`)








岡山県 ブログランキングへ













nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。