おっさんプログラマーがウケた話35『なぜユーザーエクスペリエンスが重要なのか? 日本の識字率の闇』 [パソコン]
日本の識字率は99とされていて、成人で読み書きできない人はほとんどいないとされています。
IT技術者をやっていると、忘れがなんですが、そんなことはありません・・・(´・ω・`)
日本語の文章は『ひらがな』『カタカナ』そして、『漢字』の組み合わせなのですが、他の国はアルファベットなどの表音文字のうちの音素文字の組み合わせで構成されます。
日本でも表音文字である『ひらがな』『カタカナ』については99と言ってもいいのですが、それが『漢字』もとなると、読めない人も出てきます。
本の場合はルビ(文章内の任意の文字に対しふりがな)を記載できるのですが、アプリの場合はそうはいきません。
日本でピクトグラムが発展した理由も文字だけでは理解できない人も出てくるという理由もあります。むしろ、ピクトグラムで溢れているといっても過言ではありません。
それほど、日本で文書だけの説明というのは、忌諱されているのです。
アプリもそうなんですよ・・・(´・ω・`)
人間の内部に発生する心理的現象を考えてUIを設計しないと、使えないものとなってしまいます。
まあ、逆に文字だらけのWebアプリを作って、ユーザーを振るいにかけるというのもありますね・・・(´・ω・`)
たとえば、就活系や学習系のWebアプリはわりとそういう作りをして、基礎学力到達度を計ったUIにしたりします。
誰に向かってつくっているのか?
これはIT技術者は常に考えてないといけない話ですね・・・(´・ω・`)
さて、私はといえば・・・(´・ω・`)
ゲームでは連打アプリをたくさん出しました。
ゲームのルールを複雑にしていくほど、対応できるユーザーは減っていきます。
そのバランスをとるのが、難しいですよねぇ・・・(´・ω・`)
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おっさんプログラマーがウケた話34『人工知能に意識は宿るのか?』 [パソコン]
グーグルのAI(人工知能)研究者であるブレイク・レモインが、このほど休職処分を受けました。
人と会話するよう設計されたグーグルの大規模言語モデル「LaMDA(Language Model for Dialogue Application)」には“感情”があるとレモインが公に主張したことを受けての措置です・・・(´・ω・`)
人と会話するAIの評価について、アラン・チューリングが提案したのが、チューリング・テストと言われ、ある機械が「人間的」かどうかを判定するためのテストが続いています。
チューリングテストは、質問者であるプレイヤーCは、AとBどちらのプレイヤーがコンピュータでどちらが人間か回答します。
コンピューターが人間だと回答する人の割合が高ければ、このAIはチューリング・テスト合格者となり、30%以上の確率で審査員らに人間と間違われて史上初めての「合格者」となったのは、ロンドンの「13歳の少年」の設定で参加したロシアのチャットボットであるユージーン・グーツマンです。
今は十分に人間的な会話が可能なAIの開発が可能になっています。
それに感情が宿るのか?
については、現行のコンピューターはフォンノイマン型アーキテクチャと言われて、どこまで進歩しても計算機なので、無理という結論になってます。
そう、ノイマン型コンピュータ以外なら意識が宿る可能性があるのですが・・・(´・ω・`)
ニューラルネットワーク(神経網)は「入力を線形変換する処理単位」がネットワーク状に結合した数理モデルですが、それが実際に生物の神経系のシミュレーションであるかは議論されていて、違うという結論が出ています。
まあ、夢の無い話ですが、現状では意識が宿るわけないという結論ですね・・・(´・ω・`)
さて、私も人工知能について、卒業研究でPC-98シリーズにフロッピーディスクを記憶容量に使う、チャットボットを発表しました。
私の結論としては人間の身体を使ったロボットなら、意識が宿る人工知能が作れるのではないか?
と、いうことはその当時考えていました。
別にモルモットでも良いのですが、生体部分がどうしても必要という結論です。
意識というのは、身体に対して行っている行動だと定義すると、コンピューターだけではその生存についての欲も生まれようが無いですよね・・・(´・ω・`)
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おっさんプログラマーがウケた話34『さよならInternet Explorer』 [パソコン]
とうとうInternet Explorerのサポートが終わったかぁ・・・(´・ω・`)
と、おっさんプログラマーには感慨深いものがあります。
さて、Internet Explorerの登場については、色々とセンセーショナルな事件があります。
その当時、トップシェアのブラウザはNetscapeでした。
そして、こっちは有料だったのです・・・(´・ω・`)
当時の戦い高性能なNetscape対Windowsにバンドルされて無料だったInternet Explorerの戦いだったのですが、日本では圧倒的にInternet Explorerが優位になります。
ケチな日本人は無料の方を率先して採用し、その後に続く業務システムをInternet Explorerで動作するWebアプリが標準となっていきます。
未だにInternet Explorerが動作しないと困ると怒っている人が多いのは、仕事で使うWebアプリが使えなくなるからです。
実は2000年当時ぐらいは、私もマイクロソフトの優位を疑って無かったのですが、時代はオープンソースによるアプリ開発が主流になった結果!
より改良のスピードが速いGoogle Chromeが圧倒的なシェアを獲得しました。
こうして、マイクロソフトもGoogle Chromeと同じレンダリングエンジンのChromiumをベースに再構築したMicrosoft Edgeを提供しています。
ブラウザの競争は今後も続くでしょうが、一時代を築いたInternet Explorerの負の遺産は当分は残り続けることでしょうね・・・(´・ω・`)
私はというと、Webアプリの作り始めは少々変なhtmlでもデザインが崩れないInternet Explorerが大好きでした。
もっとも、それはNetscapeではデザインが崩れるということで、ダメダメなんですけどね・・・(´・ω・`)
まあ、プログラマーがデザインも開発するという時代はすぐに終わりましたけどね。
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おっさんプログラマーがウケた話33『オイルショックの時の利上げが・・・(´・ω・`)』 [パソコン]
今回のウクライナ紛争でエネルギー価格と食料価格が高騰してますが、この状況に似た事件というと1974年の第一次オイルショックがあります。
こちらの発端も戦争で、第四次中東戦争です。
石油価格の上昇は、エネルギー源を中東の石油に依存してきた先進工業国の経済を脅かしました。
ちなみに、日本では消費者物価指数が23%上昇し、「狂乱物価」という言葉が出来たほどです。
在庫が潤沢にあるにも関わらず、トイレットペーパーに群がる庶民という原油価格と直接関係のない物資の買占め騒動も起きました。
さて・・・(´・ω・`)
日本銀行は今、利上げしませんよね。
実は、この時の反省があります。
この狂乱物価と言われるスタグフレーションは日本銀行のオイルショック前の行き過ぎた金融緩和政策とその後の引き締めの遅れが、製品価格上昇・賃上になったと言われていますが、ではこの時に金融緩和策の引き締めを行わなかったら?
第一次オイルショックによる大不況の被害は少なかったかも知れません。
この時の日本の狂乱物価と大不況により、日本の高度成長が終わったされています。
(´・ω・`)
スタグフレーションの時の処方箋は金融緩和策による潤沢な資金と物価高騰に対しての補助です。
もし、今回のスタグフレーションの時に、金融引締めをしたとすると、大不況が確実に起こります。
アメリカの金融引締がニュースになってますが、スタグフレーションは普通のインフレーションではありません。
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が日本時間の5月7日に発表したことし3月の消費者信用残高は4兆5390億ドルと、前の月・2月から524億ドル増加していました。
要するに借金しないと生活できないという状況になっているのに、利上げすると消費者の生活が破綻します。
今、物価が上がっている時に、利上げすると消費者の借金であるローンの金利も上がるのです・・・(´・ω・`)
父からリーマンショックなど、オイルショックの時の大不況と比べたら大したことは無いという話は聞きましたが、空前の大不況がアメリカで発生しかねない状況です。
(´・ω・`)
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おっさんプログラマーがウケた話32『円安時代の日本とは!? バッタもんの復権』 [パソコン]
実質実効為替レートが50年以上前の水準になったしまった日本・・・(´・ω・`)
その前の時代は1ドル360円の固定相場制の時代ですから、また60年前とはいかないようです。
50年前に起こった事件はニクソン・ショック(ドルショック)で1971年8月15日にドル紙幣と金の兌換を停止したことにより、ドルの価値が下がり、日本も変動相場制に移行して円高が一気に進み1ドル200円程度になります。
さて、この時代といえば・・・(´・ω・`)
バッタもん(パチもん)が横行した時代でした。
バッタもんとは「偽物の商品」や「正規ルートで仕入れた正規品ではないもの」ですが、これらの商品は実質実効為替レートが低い国では活発に取引されます。
かつて、中国でバッタもんが横行して当局や権利を持つ諸外国が困っているというニュースが報じられましたが、日本もあの当時はそういう状況でした・・・(´・ω・`)
特に日本の庶民は『手に職をつけろ!』という教育をされてきたので、「偽物の商品」を作ることに長けていて、そういう商品が横行してしまっていました。
もっとも、その「偽物」が評価されて、本物のメーカーから下請けを依頼されたという事もあったようです。
もっとわかりやすく言うと、外車買いたいけど、買えないから日本車にしとくというとわかりやすいかも知れません。
それが、日本は円高による実質実効為替レートが高い国の仲間入りをして、正規の輸入品が安くなってしまうとバッタもんが無くなっていきます。
コロナ禍を乗り越えたので、インバウンド需要が活発になり円安により復権する産業も増えてくると思います。
私のような技術者にとっては、良い時代になるなぁと思います。
労働者は日本人を使ったほうがよくなるのですから・・・(´・ω・`)
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おっさんプログラマーがウケた話31『かつて戦争は儲かると言われていた』 [パソコン]
アメリカで今まで、引く手あまたで雇われていたプログラマーがレイオフされているという噂話を聞きつつ、今のアメリカはインフレがとどまることを知りません。
戦争が大恐慌の引き金を引くことは、グローバル経済では予想されていたことですね・・・(´・ω・`)
しかし、ブロック経済の頃は戦争は巨大な消費が行われるので、経済にとってプラスだと言われていました。
これを『軍産複合体』や『軍事ケインズ主義』などで主張されている『戦争を頻繁に行うことを公共政策の要とし、武器や軍需品に巨額の支出を行い、巨大な常備軍を持つことによって豊かな資本主義社会を永久に持続させられる』という理屈です。
アメリカはこれに毒されているから、戦争を続けるんじゃねぇ?
(´・ω・`)
と、いうわけで、グローバル経済が主張されました。
世界中が経済的に結びつき、そして支え合うことで戦争は経済的にマイナスとなるという思想です。
今回、グローバル経済でエネルギーと食料を担っているロシアとウクライナが戦争して、そこが麻痺してしまい大恐慌の発生すら予想される状況となりました。
グローバル経済から、ロシア、そして中国外しを初めたのは、この影響が予想を超えた状況で世界中がインフレ、しかも資源不足により世の中のモノやサービスの価格(物価)が全体的に継続して上昇する『スタグフレーション』が発生してしまいました。
戦争を起こしてしまうような国をグローバル経済に組み込むわけにはいかない・・・(´・ω・`)
と、世界中が判断したわけです。
戦争が経済的にもマイナスとなるグローバル経済で、そのマイナス面が露呈したわけですが・・・(´・ω・`)
アメリカ中心と中国中心の2つのブロック経済が成立してしまうと、今度は冷戦時代に逆戻りですね・・・(´・ω・`)
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おっさんプログラマーがウケた話30『半導体が無いと何もつくれない』 [パソコン]
半導体不足で色々と問題になっておりますが、ワンチップ化したコンピューターがどのようにすべての産業に浸透していったか?
と、いう小話です。
1970年代までの電子制御分野における制御シーケンスはアナログ回路や論理回路といったハードウェア的に回路で組まれていました。
年配の方はよく知っていると思いますが、家電もタイマーとかリレー制御とか、とにかくメーカーによる出来不出来がはっきりと分かれていた理由は、この制御シーケンス回路が理由でした。
さて・・・(´・ω・`)
しかし、制御をマイコンがプログラムによって行えるようになると話が変わってきます。
かつての庶民の三種の神器と言われた冷蔵庫、テレビ、洗濯機にマイコンが制御回路に置き換わっていくと、価格が一気に下がっていきました。
1980年代からそれが一気に進んでいき、自動車やエアコン、音響機器、カメラ、ビデオレコーダーなどがマイコン制御になっていきます。
素晴らしいアナログ回路や論理回路を作っていたメーカーが衰退していったのも、この頃です。
さて・・・(´・ω・`)
実は日本の家電製品が衰退していった理由の一つは、マイコン制御よる製品開発が容易になったことです。
こうして中国や韓国の家電やAV機器が世界を席巻していきました。
デジタル家電はもう日本よりは韓国のほうが世界的に有名ですよね。
私も最初に就職したのが、この組み込み用のプログラマーとしてでした。
しかし、1990年代の家電業界はハードウェアの開発者のほうが優遇されていて、プログラマーの意見が通ることなど無かったのです。
今後はソフトの出来不出来で製品の競争力が決まっていくのに、だめだなぁ・・・(´・ω・`)
と、思って他の業界に行きました。
まあ、予想取りになったわけですが、残念です。
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おっさんプログラマーがウケた話29『エアコン、電子レンジを超えるゲーミングPC』 [パソコン]
ハイエンドグラフィックボードの消費電力が350Wだとぉ・・・(´・ω・`)
今年発売されるのは500W付近になると噂されています。
それにハイエンドCPUが200Wぐらいなので、エアコンや電子レンジを超える消費電力になってしまいます。
一般的な家庭だと、契約アンペアは30A~50Aなんですが、ゲーミングPCを買ったら契約アンペアを変更しないといけないとかいう話が出てくる時代となってしまいました。
半導体技術のプロセスルール微細化によって、もたらされるメリットの「高機能化」と「高速化」に対して、デメリットは「配線抵抗の増大」と「漏れ電流(リーク電流)の増大」で電力消費が増えてしまうというという状況になってしました・・・(´・ω・`)
日本では今年の夏は電力消費を抑えてくれと要請されていますから、ゲームも控えてください・・・(´・ω・`)
と、いう要請もされかねませんね。
SDGsとはまったく相容れない状況となってしまったゲーミングPC、そしてeスポーツなんですが事態が改善されそうにありません。
まあ、逆にいうとAppleシリコンやクアルコムのSoCと明確な差をつけようとすると、電力消費させて性能を上げるしか無いんですよね・・・(´・ω・`)
ニンテンドースイッチのほうがPS5より売れてますしね。
私も去年、ゲーミングPCを買ったんですが、ミドルハイに分類されているGeForce3070でも消費電力が220Wということで、それを選択しました。親が電気工事士で、私はプログラマーという理工系技術者一家としては許容できる消費電力は500Wまででした・・・(´・ω・`)
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おっさんプログラマーがウケた話28『舶来品は死語?』 [パソコン]
プラザ合意で終戦後に続いた日本の通貨安政策が破綻して、今に続く円高になるのですが・・・(´・ω・`)
じゃあ、その前はどうだったのか?
と、いう話をします!
1ドル200円台の頃、輸入品は『舶来品』と呼ばれていました。
とにかく、この当時の海外の輸入品は高いのです。
洋酒も高いのです。
今は2000円程度で買えるジョニー・ウォーカー 黒ラベル(ジョニ黒)も1957年においてのジョニ黒の実売価格は1万円であり、これは当時の大卒初任給二ヶ月分に相当しました。
プラザ合意前のジョニー黒は、超高級酒だったんです・・・(´・ω・`)
あの当時、金持ちしか行けない海外旅行の免罪品のお土産の定番でした。
私も大人になって、僕でも買えるジョニ黒を飲んでみて、昔の映画でこの酒が高級家具で飾られているのをしみじみと思い出したものです。
少し前に中国人観光客の爆買いというのが、ニュースで報じられましたが、それは中国は通貨安政策により輸入品は高いので日本の免罪品に殺到したという昔の日本人観光客もやっていたことです。
なのでパソコンも舶来品のPC/AT互換機もAppleⅡなども高すぎて買えないので、日本のメーカーのパソコンを買っていたのです。
プラザ合意後の1990年代で、日本製のパソコンより安くなってしまったPC/AT互換機にシェアを乗っ取られてしまうのも、日本製より安くなってしまったからなんですね・・・(´・ω・`)
さて、円安が続いていますがどこまで続くのでしょうか?
多分、150円~160円ぐらいのレンジぐらいになると、輸入品が高いという物価になります。
今、輸入品が安いというのが実は覇権国家ならともかく、その同盟国である日本では異常な事態だということなんですね。
30年続いてしまったので、海外で生産して輸入して国内で売って利益を得るというビジネスモデルの企業が目立ってますが、本来の国内で生産して国内海外で売るというビジネスが復活することでしょう。
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おっさんプログラマーがウケた話27『1ドル220円だった頃』 [パソコン]
さて、円の実質実効為替レートが50年前の水準になった。
と、いうことで子供の頃の小話がウケました・・・(´・ω・`)
○Appleのパソコンは高すぎて買えない!
日本でも発売されていたのに、まったく普及しなかったのは高すぎて買えませんでした。
Apple II J-plusは本体の価格は50万円、そしてディスクドライブが20万円、カラーモニターが10万円くらい、さらにプリンターも購入すれば100万円です。
なぜ、PC-8001とかFM-7、X1などが日本では売れたのかというと、それだけ国産のパソコンは安かったんですよ、20万円ぐらいで何とかなりましたからね・・・(´・ω・`)
むしろスマートフォンでApple製品のシェアが日本は高いというのは異常事態です。
高くて買えないのがApple製品です。
故により貧しい台湾や香港などでは、Apple IIは多数の互換機が発売されましたが、まあ全部潰されていきましたね・・・(´・ω・`)
むしろ、国産のものは安くて良いモノというイメージがありました・・・(*´∀`*)
プラザ合意でアメリカの外圧によって、1ドル100円の通貨高にされたことが、日本の失われた30年の原因だと私は思っています。
だって、いきなりドル建てで資産が倍になった日本はバブル景気になりましたが、その資産の源泉はあくまで輸出によってもたらされていたからです・・・(´・ω・`)
国際競争力を失ってしまったのが、日本の国力の低迷の原因です。
と、いうわけで私は呑気に考えています。
円高により産業の空洞化していきましたが、その産業が戻ってくるし、露骨なグローバル経済から中国外しが始まっているので、世界の工場がまた日本になる可能性もありますしね。
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