おっさんプログラマーがウケた話33『オイルショックの時の利上げが・・・(´・ω・`)』 [パソコン]
今回のウクライナ紛争でエネルギー価格と食料価格が高騰してますが、この状況に似た事件というと1974年の第一次オイルショックがあります。
こちらの発端も戦争で、第四次中東戦争です。
石油価格の上昇は、エネルギー源を中東の石油に依存してきた先進工業国の経済を脅かしました。
ちなみに、日本では消費者物価指数が23%上昇し、「狂乱物価」という言葉が出来たほどです。
在庫が潤沢にあるにも関わらず、トイレットペーパーに群がる庶民という原油価格と直接関係のない物資の買占め騒動も起きました。
さて・・・(´・ω・`)
日本銀行は今、利上げしませんよね。
実は、この時の反省があります。
この狂乱物価と言われるスタグフレーションは日本銀行のオイルショック前の行き過ぎた金融緩和政策とその後の引き締めの遅れが、製品価格上昇・賃上になったと言われていますが、ではこの時に金融緩和策の引き締めを行わなかったら?
第一次オイルショックによる大不況の被害は少なかったかも知れません。
この時の日本の狂乱物価と大不況により、日本の高度成長が終わったされています。
(´・ω・`)
スタグフレーションの時の処方箋は金融緩和策による潤沢な資金と物価高騰に対しての補助です。
もし、今回のスタグフレーションの時に、金融引締めをしたとすると、大不況が確実に起こります。
アメリカの金融引締がニュースになってますが、スタグフレーションは普通のインフレーションではありません。
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が日本時間の5月7日に発表したことし3月の消費者信用残高は4兆5390億ドルと、前の月・2月から524億ドル増加していました。
要するに借金しないと生活できないという状況になっているのに、利上げすると消費者の生活が破綻します。
今、物価が上がっている時に、利上げすると消費者の借金であるローンの金利も上がるのです・・・(´・ω・`)
父からリーマンショックなど、オイルショックの時の大不況と比べたら大したことは無いという話は聞きましたが、空前の大不況がアメリカで発生しかねない状況です。
(´・ω・`)
岡山県 ブログランキングへ
エネルギー400年史: 薪から石炭、石油、原子力、再生可能エネルギーまで
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2019/07/23
- メディア: 単行本
コメント 0