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作業員全員の肺からプルトニウム検出 プロトニウムの毒性とは? [時事]




茨城県の日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで放射性物質が飛散し、作業員5人が被曝(ひばく)した事故で、原子力機構は7日、5人全員の肺からプルトニウムが検出されたと発表されました。
原子力機構によると、2万2千ベクレルが検出された50代の男性職員以外の4人からも、最大で1万4千ベクレル、6千ベクレル、5600ベクレル、2200ベクレルのプルトニウム239が検出された。アメリシウム241も5人から7・1~220ベクレル検出されました。
現時点の推計では1年間に1・2シーベルト、50年で12シーベルトの内部被曝をする値で、過去にこれほどの内部被曝をした例は、国内ではないです。
(´・ω・`)

プロトニウムというのは、「かつて人類が遭遇した物質のうちでも最高の毒性をもつ」で、プルトニウム239の年摂取限度(1 mSv/年)は、経口摂取で48 μg (11万 ベクレル) 、肺などの呼吸器への吸入では52 ng (120 ベクレル) です。
(´・ω・`)

呼吸器への吸入なので、全員、年間摂取限度をはるかに超えています。特に肺での不均等被曝は、発ガン性が極端に高くなるとの研究の結果で明らかなので、作業員の方々の肺がん等の癌のリスクが懸念されます。
(´・ω・`)

ちなみに、プルトニウムの急性毒性による半数致死量は経口摂取で32 g、吸入摂取で13 mgで、長期的影響の観点では経口摂取で1150 mg、吸入摂取で0.26 mg(潜伏期間として15年以上)です。
(´・ω・`)

今後は作業手順の見直しと、より安全を追求した作業台へと改良されて、こんな事故が無いことを祈りたいですね。
(´・ω・`)







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