漫画「スティーブズ」の、マウスのボタンは一つか二つか? [ゲーム]
パソコンの黎明期が活き活きと描かれている「スティーブズ」は、原作は松永肇一先生、漫画化はうめ(小沢高広/妹尾朝子)先生の名作です!
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http://comishos.shogakukan.co.jp/cp/?id=ume-steves
さて、今号の物語はビル・ゲイツがWindowsを発表した事から、激怒したジョブスに呼び出されます!
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この当時、Appleと、マイクロソフトの規模の差は歴然としていました。
MS-DOSが世界中で使われる初めてはいても、まだまだ売上高は足元にも及んでいないんですね。
そして、この時期にビル・ゲイツは大切なパートナーであったポール・アレンを失ってしまいます。
(´・ω・`)
さて、このGUIのパソコンのOSに関する考え方で、ジョブスもビル・ゲイツもゼロックスのパロアルト研究所(通称PARC)で盗んできたのだから、立場は同じだろう?
(´・ω・`)
と、ビル・ゲイツは言いますが・・・(´・ω・`)
さて、PARCから盗んだモノとは、何だったのか?
「スティーブズ」でも活き活きとアラン・ケイとその仲間たちの思想をジョブスが受け継いだことを物語るエピソードになっております。
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このエピソードで重要なのは、PARCからGUIを盗んできたのなら、マウスのボタンの数は一つであるべきなのです。
(´・ω・`)
アラン・ケイが理想とするのは、「ダイナブック構想」と呼ばれたコンピューターです。
見ての通り、マウスではなく、画面をタップします。
(´・ω・`)
今のタブレットPCを1970年代にコンピューターの理想形として予想していたのですが・・・(´・ω・`)
まだまだ、画面をタップして検知する精度に問題があるので、暫定的に登場したのが「マウス」です。
(´・ω・`)
そう、「マウス」は画面が直接タップできないから、作っただけなのです。
(´・ω・`)
と、いうわけで、マウスのボタンが二つというのは、実は理想のコンピューターへと至る道では、奇妙な事なんですね。
(´・ω・`)
ここがポイントでした。
ジョブスがタブレット端末を主流に出来たのは、Macは最初からマウスによるGUI操作はやがて廃れる事を予見出来ていたのですね・・・(´・ω・`)
だいたい、Macbookでもマウスは標準装備してませんし・・・(´・ω・`)
タッチパッドの方がより理想に近いというわけですね。
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あくまで、あの時点で「ダイナブック構想」の一番近い入力デバイスがマウスだっただけなのです!
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iPod以前にマイクロソフトや各メーカーがタブレット端末を一生懸命に作っていましたが、結局はジョブスにはかなわなかったのは、PARCの思想を完全に盗んだのは、ジョブスだったという事が分かりますね・・・(´・ω・`)
他はタブレット端末はパソコンのマウスによるGUIに囚われてしまって、何だか奇妙な使い勝手だったんですよ。
結局、Windowsがタブレット端末に後れをとっているのは、マウスのボタンを二つ以上あることを前提に最初のWindowsから開発したために、実際にタブレット端末が実用化された時に、互換性を保てないんですよ。
(´・ω・`)
実はお互いにジョブスとビル・ゲイツはバカにして合ってるんですが、PARCから盗んできたモノの量と質に関しては、圧倒的にジョブスの方が上です。
(´・ω・`)
しかし、圧倒的なシェアを誇るIBM-PCのGUIのOSです!
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実はあの当時のパソコンの性能でGUIのOSというのは、かなりの難産なのですが・・・(´・ω・`)
各社も一斉にGUIのOSを発表していきます。
現在の我々はその中で生き残ったのは、MacとそしてWindowsであることを知っています。
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二人の戦いはまだ始まったばかりなんですね!
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