停滞する時代の改革論 山田方谷の「理財論」および「擬対策」 [岡山]
山田方谷は幕末期の陽明学者で、備中高松藩を立て直した卓越した行政官でもあります。
(*'▽')
この当時、同じく陽明学者として、有名な佐久間象山がおられますが、この二人は同門で、連日のように論戦を挑んだそうです。
幕末で万能の天才と言われた佐久間象山も認めざる得なかった天才だったそうです。
学成った山田方谷が身命をかけて、藩の改革を任されるのですが、若き頃に著した「理財論」と「擬対策」を実践していくのです。
「理財論」は経済論です。漢の時代の董仲舒の言葉である「義を明らかにして利を計らず」の考え方です。
陽明学者らしく、経済もまずは、心を正す事から始めるという事です。
(*'▽')
綱紀を整え、政令を明らかにするのが義であるが、その義をあきらかにせずに、その場かぎりの経済対策は無意味と断じます。
事の外に立って義と利の分別をつけていけば、おのずと道は開けると説くのです。
「擬対策」は政治論です。
こちらも陽明学者らしく、政治も心を正す事から始めます。
天下の士風が衰え、賄賂が公然と行われたり度をこえて贅沢なことが、財政を圧迫する要因になっていました。
まずは心を正す事が、全てに優先し、そこから実際の方策を考えるです。
最初に、方策ありきでは、その場限りの手段となってしまうのです。
・・・(´・ω・`)
アベノミクスが金融緩和策は成功したけど、結局はその後が続かないのは、まず「心」を正す事をしなかったからでしょうね。
いえ、政府として、経団連に要請したり、色々と手を尽くしていますが、イマイチ成果が上がらないのは、その場限りの手段に終始しているからでしょうか?
停滞した時代にこそ、山田方谷の教えが役立つと思います。
山田方谷はその改革で、藩全体で利益を共有して藩の主要な構成員たる領民にそれを最大限に還元するための手段をまず考えました。
藩主や家臣たちの為では無く、領民が豊かになる手段こそ本当の改革だと、山田方谷は考え実践しました。
(*'▽')
アベノミクスの金融政策は良いと思いますが、貧しくなってしまったほとんどの国民に対して最大限に還元する為の手段はとられて無いように思います。
(´・ω・`)
改革する事は非常に難しく、それに成功した人物は歴史に名を刻むほどです。
色んな障害があるんでしょうが、今、求められているのは、「心を正す」事から始める改革だと思います。
(*'▽')
岡山県 ブログランキングへ
(*'▽')
この当時、同じく陽明学者として、有名な佐久間象山がおられますが、この二人は同門で、連日のように論戦を挑んだそうです。
幕末で万能の天才と言われた佐久間象山も認めざる得なかった天才だったそうです。
学成った山田方谷が身命をかけて、藩の改革を任されるのですが、若き頃に著した「理財論」と「擬対策」を実践していくのです。
「理財論」は経済論です。漢の時代の董仲舒の言葉である「義を明らかにして利を計らず」の考え方です。
陽明学者らしく、経済もまずは、心を正す事から始めるという事です。
(*'▽')
綱紀を整え、政令を明らかにするのが義であるが、その義をあきらかにせずに、その場かぎりの経済対策は無意味と断じます。
事の外に立って義と利の分別をつけていけば、おのずと道は開けると説くのです。
「擬対策」は政治論です。
こちらも陽明学者らしく、政治も心を正す事から始めます。
天下の士風が衰え、賄賂が公然と行われたり度をこえて贅沢なことが、財政を圧迫する要因になっていました。
まずは心を正す事が、全てに優先し、そこから実際の方策を考えるです。
最初に、方策ありきでは、その場限りの手段となってしまうのです。
・・・(´・ω・`)
アベノミクスが金融緩和策は成功したけど、結局はその後が続かないのは、まず「心」を正す事をしなかったからでしょうね。
いえ、政府として、経団連に要請したり、色々と手を尽くしていますが、イマイチ成果が上がらないのは、その場限りの手段に終始しているからでしょうか?
停滞した時代にこそ、山田方谷の教えが役立つと思います。
山田方谷はその改革で、藩全体で利益を共有して藩の主要な構成員たる領民にそれを最大限に還元するための手段をまず考えました。
藩主や家臣たちの為では無く、領民が豊かになる手段こそ本当の改革だと、山田方谷は考え実践しました。
(*'▽')
アベノミクスの金融政策は良いと思いますが、貧しくなってしまったほとんどの国民に対して最大限に還元する為の手段はとられて無いように思います。
(´・ω・`)
改革する事は非常に難しく、それに成功した人物は歴史に名を刻むほどです。
色んな障害があるんでしょうが、今、求められているのは、「心を正す」事から始める改革だと思います。
(*'▽')
岡山県 ブログランキングへ
コメント 0