遷都後の京都は何故、再建に成功したのか? [時事]
人口が減少していく地方都市ばかりの中で、日本の歴史で一番、急激な人口減少と地場産業の衰退を経験した都市は京都です。
明治の遷都により、京都市域の人口は、わずか4 年間で人口は3分の1に激減して、消費者である公家たちも離れてしまい、京都の衰退は決定的となりました。
しかし、今も御存知の通り、京都は発展しています。
他の地方都市と何が違うのでしょうか?
他の地方都市と違うのは危機意識です。
まさに、後が無い!
この意識が住民にあるかどうかです。
今も観光資産となっている、京都の神社仏閣も公家や武家の寄進で成り立っているのに、それも維新後に無くなりました。
廃寺だらけになってもおかしくない状況だったのです。
この危機意識が、大胆な公共事業と新規産業の創生となり、今の京都となりました。
琵琶湖疏水や学校の創設、鉄道などのインフラ整備と、今でも残っている投資を大胆に行いました。
人口減からの多数の空き家など、大規模なスラム街になる危険もあったし、世界中でそうやって荒れた都市は歴史上沢山ありましたが、見事に再建しました。
ですが、今の他の地方都市にはその危機意識が無いんですよ。
(´・ω・`)
衰退といっても、本当にゆっくりとなんて、時代の変化ぐらいにしか感じないのでしょう。
近所の本屋が無くなり、コンビニとなった。
スーパーが潰れた。
とか、売上が下がり続けたことで、変化は起こってます。
でも、それは急激では無く、ゆっくりです。
しかし、じゃあ大胆な改革をするか?
と、言われると・・・
今回の大阪都構想も、このままでは大阪は地方都市となってしまう。
と、いうグラフを見てみると、分かりやすいんですが、住民の意識はそうでもありませんでした。
年配者ほど反対が多かったのは、大阪が華やかだった頃を知っていて、現在もそうは変わったようには見えないと思う方々が多かったのでしょう。
でも、それは借金で支えているだけなんですよね。
(´・ω・`)
と、いう訳で地方創生のモデルケースとなるかも知れなかった大阪都構想は潰れました。
ここで学ぶべきは、結局は今の民意では抜本的な構造改革は難しいという事なんで、現在の構造のまま出来る範囲の改革を細々と行うという事でしょうね。
(´・ω・`)
例として二重行政の問題は大阪市と大阪府の首長が協力することで改善されているんで、他の県の政令指定都市と県の行政の協力体制と政令指定都市が率先して改革と公共投資を行っていく事なんでしょうね。
大阪市も昨年成立した改正地方自治法に盛り込まれた制度の総合区へ舵取りして、区に特別な予算と権限を与える事ができます。
ある意味、細々とした区ごとの対策はたてやすくなりますが、京都が再建の為に実行したその地域全体を変革するような大胆な公共投資とはまた別の発想ですね。
(´・ω・`)
これがどういう結果をもたらすのか?
それが今後、問われていますけど・・・
現代の地方創生のモデルケースは何処の県となるのでしょうかね。
小説(読書感想) ブログランキングへ
明治の遷都により、京都市域の人口は、わずか4 年間で人口は3分の1に激減して、消費者である公家たちも離れてしまい、京都の衰退は決定的となりました。
しかし、今も御存知の通り、京都は発展しています。
他の地方都市と何が違うのでしょうか?
他の地方都市と違うのは危機意識です。
まさに、後が無い!
この意識が住民にあるかどうかです。
今も観光資産となっている、京都の神社仏閣も公家や武家の寄進で成り立っているのに、それも維新後に無くなりました。
廃寺だらけになってもおかしくない状況だったのです。
この危機意識が、大胆な公共事業と新規産業の創生となり、今の京都となりました。
琵琶湖疏水や学校の創設、鉄道などのインフラ整備と、今でも残っている投資を大胆に行いました。
人口減からの多数の空き家など、大規模なスラム街になる危険もあったし、世界中でそうやって荒れた都市は歴史上沢山ありましたが、見事に再建しました。
ですが、今の他の地方都市にはその危機意識が無いんですよ。
(´・ω・`)
衰退といっても、本当にゆっくりとなんて、時代の変化ぐらいにしか感じないのでしょう。
近所の本屋が無くなり、コンビニとなった。
スーパーが潰れた。
とか、売上が下がり続けたことで、変化は起こってます。
でも、それは急激では無く、ゆっくりです。
しかし、じゃあ大胆な改革をするか?
と、言われると・・・
今回の大阪都構想も、このままでは大阪は地方都市となってしまう。
と、いうグラフを見てみると、分かりやすいんですが、住民の意識はそうでもありませんでした。
年配者ほど反対が多かったのは、大阪が華やかだった頃を知っていて、現在もそうは変わったようには見えないと思う方々が多かったのでしょう。
でも、それは借金で支えているだけなんですよね。
(´・ω・`)
と、いう訳で地方創生のモデルケースとなるかも知れなかった大阪都構想は潰れました。
ここで学ぶべきは、結局は今の民意では抜本的な構造改革は難しいという事なんで、現在の構造のまま出来る範囲の改革を細々と行うという事でしょうね。
(´・ω・`)
例として二重行政の問題は大阪市と大阪府の首長が協力することで改善されているんで、他の県の政令指定都市と県の行政の協力体制と政令指定都市が率先して改革と公共投資を行っていく事なんでしょうね。
大阪市も昨年成立した改正地方自治法に盛り込まれた制度の総合区へ舵取りして、区に特別な予算と権限を与える事ができます。
ある意味、細々とした区ごとの対策はたてやすくなりますが、京都が再建の為に実行したその地域全体を変革するような大胆な公共投資とはまた別の発想ですね。
(´・ω・`)
これがどういう結果をもたらすのか?
それが今後、問われていますけど・・・
現代の地方創生のモデルケースは何処の県となるのでしょうかね。
小説(読書感想) ブログランキングへ
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 918 円
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 820 円
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 514 円
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 2,700 円
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 2,592 円
コメント 0