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「光圀伝」の幕末の思想の水戸学の創始者 [小説]

どうも幕末の有名人は好きだけど、難しいので色々と混乱する。
(´・ω・`)
そういう話をよく聞きます。

確かにみなもと太郎先生が、幕末を描きたいから発端の関ヶ原の合戦から始めた!
って、いうように、江戸時代の膿や歪みが集約したのが幕末です。

倒幕軍は「長州・毛利」「薩摩・島津」の関ヶ原西軍の敗戦後に幕末まで何とか生き残った藩が、
中心となりました。
さて、じゃあ思想の「尊王攘夷運動」は何処から?
って、話になると、水戸藩からっていうのは分かるけど・・・。
何で?
って、ことになるそうです。
だって、徳川ジャン!御三家じゃん!
(´・ω・`)
まあ、そうですね・・・。
その通りなんですよ。

ここで、色々と訳が分からなくなるんですが、日本の正統な主は「天皇」!
って、定義して主張し、本まで出版した人が徳川家から出てくるんですよね・・・。
それが徳川光圀で、しかも徳川家康の孫です。
これが幕末で思想が反徳川運動になるまで、時間がかかったのは、尊王攘夷運動をリードしていた水戸藩が徳川御三家だったからで、水戸藩の人材が払底して主導権が取れなくなってのちに、長州と薩摩が主導して倒幕への行動となりました。
それまではあくまで君側の奸、打倒する対象は大老や老中であって、将軍では無いのです。
思想の先進地の水戸藩の志士たちはそうでした。

と、いうわけで幕末をより楽しむには、徳川光圀を知っていた方が面白い!
って、思います。
そこでオススメの歴史小説は冲方丁先生の「光圀伝」です。

複雑怪奇な徳川光圀を明快に描き出してまして、水戸黄門として語り継がれた人物とは、真逆の人物ですが、本来はこれほど豪放磊落な人だったのか・・・。
(´・ω・`)
と、驚くこと請け合いです。
江戸幕府の最後の将軍は徳川光圀が始めた水戸学を叩きこまれた徳川慶喜です。
徳川慶喜は徳川家康公の再来と言われたそうですが、どちらかというと徳川光圀であったという方が正しいと思います。
将軍なのに独走してしまうところなんて・・・。
血は争えないって事ですかね・・・。

まあ、そういう訳で、水戸学の基礎を作ったのは、当時の万能人の徳川光圀です。
その生き様は凄惨です。
この末に豚一様と呼ばれる多趣味で才人の慶喜が生まれるんですから・・・。
(´・ω・`)
まあ、何だかんだいっても、歴史は流れなんですね。


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