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「マッサン」の第一次世界大戦の傷跡 [ドラマ]

マッサンとスコットランドに留学したのは、1918年です。
マッサンとエリーは1920年1月8日に結婚しました。

この1918年頃に何があったのか?
皆さんご存知の第一次世界大戦です。
この第一次世界大戦はイギリスに非常に大きな爪あとを残しました。
イギリスの戦死者は91万人です。
これはどういう意味かというと、イギリスから男の若者がいなくなってしまったんですね。
(´・ω・`)
ある意味、エリーさんがマッサンと恋愛もそういう背景があるのかも知れません。
20世紀の戦争は兵器が非常に高性能となり、死者の数が飛躍的に多くなりました。
これは続く第二次世界大戦もスゴイ事になってしまいます。

兵法書の孫子に「軍事は国家にとって重大事である。人の生き死にがかかっており、国家の存亡が決まる。だからよくよく考えないといけない。」とありますけど、
20世紀になってすべて人が戦争を嫌悪するほどに、被害が大きくなってしまったのです。

そりゃあ、誰か絶対に死ぬ。
(´・ω・`)
しかも、戦争による大量消費で富が失われる。
よく戦争による進歩とか言われることがありますけど、人材が死に、資源が失われ、経済はボロボロになるという良いことが無くなってしまいました。
第一次世界大戦でも、優秀な若者、たとえば、シュバルツシルト半径で有名なカール・シュヴァルツシルトも従軍中に無くなっておりますし、もう酷いものです。

それこそ、世界大戦でイギリスのスコットランドは比較的貧しい地域ですし、出征した若者は多かったんですよね。
(´・ω・`)
しかも、士官は貴族や少なくとも中流階級ですから、一兵卒としてです。
それこそ、イギリスの階級社会そのものが軍隊にも適用されますから、庶民はたまったもんでは無かったのです。
と、いう訳でスコットランドの傷跡は非常に大きかったんですよ。
貧しい地域にそういうしわ寄せが来るのは、何処の国、何処の時代でも一緒ですけどね。
(´・ω・`)
と、いう訳で、第一次世界大戦の影響下でマッサンとエリーは恋愛に落ちたのです。
ある意味、マッサンがスコットランドで受け入れられたのも人手不足という事もあったんでしょうね。

と、いう背景があるんですね。

第一次世界大戦は日本は主戦場から外れてまして、日露戦争の記憶は遠い物となってしまい、戦争を賛美したりする世論がマスコミを中心に作られてました。

しかし、20世紀の戦争がどんなものか?
(´・ω・`)
それを知っているエリーですが、実はまだ周囲の人たちはピンと来てないんですよね。
出征してしまうと、ほとんどの人が死ぬ。
それを知っているエリー。

まあ、そういう訳でマッサンとエリーの物語は続いていく訳です。
非常に悲しい事なんですが、戦争をしてしまうと、若者たちの何割かは死ぬ。
それが20世紀の戦争です。


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