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「花燃ゆ」の松下村塾の「草莽崛起」は野山獄から [ドラマ]

大河ドラマの「花燃ゆ」で吉田松蔭も出獄となりましたね。
「福堂策」に書かれている思想は、意訳すれば以下の通りです。

「人間には賢愚の差こそあれ、皆優れた才能の一つや二つはある。
しっかりとその長所を伸ばしていけば、必ずやその人なりに立派な人物となれるであろう。
さまざまな人間と接してきて、これこそが人を見捨てず大切にしていく要術である、そう確信した。」

そして、これを書いた後に、吉田松陰は有名な「草莽崛起」という一般大衆への期待を唱え始めます。
「在野の人よ立ち上がれ!
それによってこそ、革命は成る!」
この野山獄での経験から、誰もが立派な人物と成りうるという教育が出来るという事ですね。

さて、これからドラマの舞台となる松下村塾ですが、そもそも松陰の叔父である玉木文之進により設立されました。
この玉木文之進・・・。
スゴイスパルタ教師でしたね。
わずか11歳の時、藩主・毛利慶親への御前講義を立派にこなすほどに、吉田松陰を鍛え上げた傑物です。
その塾を継ぐかたちで、吉田松蔭の松下村塾はたった8畳間でスタートしたのです。
見学に行った時にあまりの小さなに私も驚きました。
本当に普通の農家ぐらいの大きさでした。
ここに長州藩の若者や他藩からも人が集まって来て、皆、革命的な行動する男達にしていきます。

正直、玉木文之進の塾の名前は継いだけど、この「草莽崛起」による若者を行動する革命家に養成する塾となりました。
(´・ω・`)
普通、名前を継ぐっていうのは、その思想を継ぐって意味もあると思うのですが・・・。
ちなみに玉木文之進は親戚の乃木希典にも教育を授けました。
玉木文之進の思想を色濃く受け継いだのは、乃木希典であると私は思います。
乃木希典の人物像は玉木文之進に重なると思います。

と、いう訳で松下村塾には身分を問わず若者たちが集まってきますが、維新の元勲たちに教育を授けていきます。
実際、高杉晋作や久坂玄瑞は吉田松陰が関わらなくても歴史に名を残したと思いますけど、伊藤博文を代表する「草莽崛起」の思想から、歴史に名を残す人物になった者達も多く、それゆえに吉田松陰は尊敬を集めるのです。
(´・ω・`)
まあ、こういう先生は確かに歴史上でも数えるほどしかいませんね。


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