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「泣き虫弱虫諸葛孔明」と英雄の実像、三国志マニアをこじらせている人におススメ! [小説]

酒見賢一先生の名作「泣き虫弱虫諸葛孔明」。

中国史に非常に造形が深い作者だけあって・・・。
三国志のドラマを見て、諸葛孔明の場面では笑ってしまう。
と、いう状態らしく、爆笑できる三国志という方針で書かれています。

まあ、同じく安納務先生が諸葛孔明を莫須有と言い切ってしまって三国志を書かれましたが、
それより割り切ってます。

先生曰く「諸葛孔明はまともな神経ではない、変態だ!」

まあ、私も諸葛孔明が大好きだったので、色々と調べていくうちに・・・。
「変だぞ・・・こいつ」
と、なってしまいました。
(´・ω・`)
三国志演義では、劉備は聖人君主となってますけど、本当にそうか?
とか、思っている三国志マニアをこじらせている人には自信をもってお勧めできる名作です。

がっ、あんまり三国志に詳しくないのなら、北方謙三先生の「三国志」の方を薦めます。

そもそも劉備の経歴を見れば、聖人君主とはいいがたいです。
酒見賢一先生も北方謙三先生もそれぞれの見解で書いてますから、
笑いたければ、ぜひ酒見賢一先生の方を読んでみてください。
(´・ω・`)
でも、こういうはた迷惑な人が歴史をひっかきますのでしょう。

正直、曹操の天下統一を邪魔して、司馬懿の台頭を招いたのは、辺境で頑張った劉備一派なのですから。
そいつらが居なければ、どういう歴史になったでしょうね・・・。
(´・ω・`)
魏も晋も漢のような強力な帝国にはならなかったので、五胡十六国という中原に異民族の侵入を許してしまいまして、隋唐帝国まで安定した統一国家は出来なかったんですよ。

でも、正直、中華って分裂している方が普通かも知れません。


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