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「図書館戦争」と実はよくあるメディアの弾圧 [小説]

有川浩先生の名作「図書館戦争」。
架空の法律「メディア良化法」が社会に重大な影響を与えている日本を舞台とした、恋愛小説です。
(´・ω・`)
戦争と銘打ってますが、あくまで殺し合いを極力さけますし、死者もほとんど出ません。
悲劇として過去に死者が出た等の説明がありますけど、現実の武器を使われてますけど、
あくまで主人公たちは図書館署員です。

スナイパーとかいても、人は殺しません。
今や、スナイパーが使うライフルだと身体が粉々になるんですけど・・・。

まあ、そうはいっても本来、戦場で怪我した人間にすることは、戦争の恐怖を伝えるのに有効と判断されるし、
戦力を削る有効な事だと言われておりますが・・・。
(´・ω・`)
まあ、戦死は無いなと、安心して恋愛を見守ることが可能ですので、女性にもおススメです。

何か巻を重ねるほどに恋愛要素が強くなるっていうか、早いとこ結ばれろよ!
みたいな、感じで主人公とヒーロー以外にも、周囲でカップルが出来ていきます。

いや、極限状態だとカップルが成立しやすいっていうのは、本当らしいです。

上官であり、戦友であり、憧れた王子様。

と、まあ恥ずかしいぐらい少女漫画っぽいんですけどね。
でも、これぐらい恋する女の子はやってくれないとね。
(´・ω・`)
漫画もそろそろ佳境だし、アニメも映画もありましたけど、主人公の心情表現がある小説が私は好きです。

しかし、メディア良化法ですけど、中国とかでもインターネットや出版に制限がありますし、
独裁国家ってたいていは制限されています。
民主主義を看板に掲げると、言論の自由を許さないとそもそも選挙で判断できないので、セットで許されるわけですが、それ以外の政治体制では、むしろ邪魔だったりするんですよね。
まあ、そんな訳で、実は今も世界中で言論の自由を求めて戦っています。
(´・ω・`)
図書館の自由に関する宣言は、戦前の言論弾圧が行われた過去の反省から行われたのです。
まだまだ世界中で認められたわけではないのですが、色々な情報が享受できる状態にあることは幸せなことです。


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