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おっさんプログラマーがウケた話6『JavaはなぜWebアプリケーションでバズったのか?』 [パソコン]



今も客先で私はJavaで開発しておりますが、登場時は色々と騒動がありました。

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今でもそうですが、Java以外のプログラム言語は各社実装や仕様が異なるというのが普通です。
GNU C++とVisual C++は同じところもありますが、違いがありますよね。
もっと極端な話だと、Visual BasicとN88 Basicはまったく違います。
プログラム言語は時代や動作するハードウェアによって、違うことが当たり前だったのです。

しかし、Javaは違います。
Javaは開発元のサン・マイクロシステムズが権利を主張して、「100% Pure Java」という認定制度を実施して、標準として定義されている範囲の仕様のみを用いて開発することを求めました。
そのため、マイクロソフトが開発したVisual Jなどの他の開発環境を販売していたメーカーは開発を止めてしまいました。
サン・マイクロシステムズが公式の開発環境を開発していれば良かったのですが、Javaの前途は暗雲に包まれてしまいました。

さて、そういう特殊な事情を持つJavaなのですが、Webアプリケーションの開発では今も人気のあります。
その理由は、2000年前後にWeb アプリケーションをまともに開発できるプログラム言語が、Javaぐらいしかなかったのです。
まだ、マイクロソフトのC#の登場前夜で、JavaScriptはまだサーバーサイドで動作させることができません。
その隙間をつけたことで、Javaが生き残りました、そしてIBMが統合開発環境のEclipseをオープンソース化して、一気にメジャーなプログラム言語となり、今も開発し続けられています。

私の場合、最初のJavaの開発はテキストエディターの秀丸エディタで、DOS窓でJavacをコマンドで打ち込んで、開発していました。
あの頃はWebアプリケーションの開発環境をマイクロソフトがリリースすれば、すぐにそちらにシェアーが移ると思っていたのですが、出遅れたおかげで今もJavaの後塵を拝しているわけです。


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