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おっさんプログラマーがウケた話5『PC-98の全盛期とは?』 [パソコン]



昔は各社、Appleみたいに独自規格のパソコンつくってたんだよぉ・・・(´・ω・`)
とか、いうと若者は不思議そうな顔をします。

1980年代はNECのPC-98シリーズは日本トップシェアを誇りました。

NEC_PC-9801VM_Front.jpg

PC/AT互換機より後発だったので、より洗練された設計とNEC自慢の8086互換のCPU『V30』により、ビジネスにホビーにと爆発的な大ヒットとなりました。

『風穴』と言われた日本電気本社ビルはPC-98シリーズの利益で建ったと言われましたね。

Main_NEC_Building.jpg

しかし、世界では同じOS(MS-DOS)のPC/AT互換機のシェアーが圧倒的で日本のガラパゴス化の象徴と言われました。

1980年代は日本のパソコンゲームに名作が多かったのですが、1990年代あたりから18禁ゲームばかりになる一因は、PC-98シリーズがWindows95の発売までトップシェアーを守ったからです。
日本のパソコンゲームの市場が年を負うごとに小さくなっていき、PC/AT互換機での発売に踏み切るメーカーは少なく、今も生き残っているパソコンゲームメーカーは主力をコンシュマーゲームに切り替えていきます。

Windows95に登場により、PC-98シリーズが売れなくなるのは、同じ性能なら圧倒的にPC/AT互換機が安かったからですが、Windows95の時代はゲームはDOSで動作させるものというのが一般的で、まだ日本のパソコンゲームを遊びたい層はPC-98シリーズを買っていたのですが、それもDirectXというゲーム専用のAPIが登場して、Windows上でもDOSと同程度のゲームが遊べるようになると、それもなくなり、Windows98まではPC-98シリーズ用も発売されていましたが、ここまででした。

私は高校時代に親に1998年発売のPC-9801RA2を買ってもらって、Windows95登場まで使い続けてましたが、PC-98シリーズは新製品でも性能が上がらなかったなぁ・・・(´・ω・`)
と、いうイメージがありますね。


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