満州事変から85年 [本]
この日、満州事変の発端となる柳条湖事件が起こりました。
関東軍の独断の謀略行動がとうとう戦争の引き金になり、日本の文民統制が崩壊した日です。
関東軍の行動を事後承認することしか内閣はできませんでした。
(´・ω・`)
関東軍はその後、計画通りに満州の侵略を進め、傀儡国家の満州国が建国されますが、戦争は続き、日中戦争から太平洋戦争の終戦までの15年間の戦争状態に突入してしまします。
(´・ω・`)
戦前の軍部独裁と議会政治の終焉と言われることとなります。
(´・ω・`)
実際、現代もそうですが、日本の実態は官僚組織が権力を握っていて、内閣はその監視をしているにすぎないので、官僚内閣制と揶揄されるのが、日本の政治体制です。
(´・ω・`)
民主党の政権時代に、官僚たちが動かなかったので、行政が停滞してしまったのです。
(´・ω・`)
政権交代が上手くいかなかった原因は、官僚組織が実質的な権力機構だからなのです。
その日本の国家の体制を理解していなかった民主党は、結局は何も出来ずに政権がまた自民党に渡してしまいました。
(´・ω・`)
それが悪いと言っているのでないのです。
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結局、民意は何なのか、っていうのに官僚は従うので、今の安倍晋三首相のアベノミクスを麻生太郎財務大臣の管理の下に行い、リーマンショック後の円高でより進んだ産業空洞化に対する対策をしています。
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「シン・ゴジラ」を海外の人が見て、イマイチ理解されない理由は、この官僚組織が権力を握っていて、政治家はその監視しかできないってことを、赤裸々に描いているからです。
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まあ、逆に日本を改革したかったら、政治家よりは官僚の方が具体的に仕事ができるっていうことでもあるんですよね・・・(´・ω・`)
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