地方創生を可能にするには? 「幕末の再建の神様 山田方谷の教え」 [本]
山田方谷は幕末の陽明学者です。
(*'▽')
財政が破たんしていた備中高松藩を立て直し、幕府最後の老中筆頭となった板倉勝静を支えた人物です。
(´・ω・`)
まあ、明治維新で新政府に率先して降伏して、領民を守ったのですが、函館で最後まで戦う意志を固めた主君を強引に連れ帰った事で、その責任を負い自ら隠居して明治政府には協力はしなかったので、知る人ぞ知る人物です。
アベノミクスは金融・証券市場を刺激することで、既存の企業の資本を強化し、それによる労働環境の改善を目指すものです・・・(´・ω・`)
さて、確かに雇用は増えました。
このまま、円安政策が続くなら、海外に生産拠点を移した工場が戻ってくるかも知れません。
しかし、労働者の待遇が良くなったという話は聞きませんねぇ・・・(´・ω・`)
ここで、備中高松藩(高梁市)で新たなる産業を創生し、経済を立て直した山田方谷の教えを思い出したいと思います。
経済論である理財論と政治論の擬対策を実践して藩を立て直したのですが、短く分かりやすく言うと、
「目先のことにとらわれずにあるべき目指すべき姿を明らかにして、改革を進めました。
人々の信頼を得ることこそは、やがては経済発展につながるとして、信、義を最も大切にしたのです」
人々に分かりやすく目標を提示して、その為の経済政策と政治を行う事で成功したのですが、それだけではありません。
備中高松藩で陽明学を盛んにして、陽明学を学ぶ人を増やし、行動する人を増やしたのです。
(*'▽')
山田方谷の時代に備中松山藩で盛んになった産業は、備中鍬、タバコや茶・和紙・柚餅子などの特産品を開発して「撫育局」を設置して一種の専売制を導入しました。
他藩の専売制とは逆に、生産に関しては生産者の利益が重視されて、藩は後述の流通上の工夫によって利益が上げるようにしたのです。
それら産業を盛んにする人材育成にこそ、山田方谷の地方創生のキモです。
(*'▽')
その人材育成がおろそかになっていないか?
(´・ω・`)
と、私は思うのです。
せっかく日本は大学を沢山つくっても、新たな起業をする人材ではなく、既存の企業に就職する人たちを育成している気がするのです。
地方創生を可能にするのは、「行動する禅」と言われる陽明学の思想かも知れませんよ。
(*'▽')
小説(読書感想) ブログランキングへ
(*'▽')
財政が破たんしていた備中高松藩を立て直し、幕府最後の老中筆頭となった板倉勝静を支えた人物です。
(´・ω・`)
まあ、明治維新で新政府に率先して降伏して、領民を守ったのですが、函館で最後まで戦う意志を固めた主君を強引に連れ帰った事で、その責任を負い自ら隠居して明治政府には協力はしなかったので、知る人ぞ知る人物です。
アベノミクスは金融・証券市場を刺激することで、既存の企業の資本を強化し、それによる労働環境の改善を目指すものです・・・(´・ω・`)
さて、確かに雇用は増えました。
このまま、円安政策が続くなら、海外に生産拠点を移した工場が戻ってくるかも知れません。
しかし、労働者の待遇が良くなったという話は聞きませんねぇ・・・(´・ω・`)
ここで、備中高松藩(高梁市)で新たなる産業を創生し、経済を立て直した山田方谷の教えを思い出したいと思います。
経済論である理財論と政治論の擬対策を実践して藩を立て直したのですが、短く分かりやすく言うと、
「目先のことにとらわれずにあるべき目指すべき姿を明らかにして、改革を進めました。
人々の信頼を得ることこそは、やがては経済発展につながるとして、信、義を最も大切にしたのです」
人々に分かりやすく目標を提示して、その為の経済政策と政治を行う事で成功したのですが、それだけではありません。
備中高松藩で陽明学を盛んにして、陽明学を学ぶ人を増やし、行動する人を増やしたのです。
(*'▽')
山田方谷の時代に備中松山藩で盛んになった産業は、備中鍬、タバコや茶・和紙・柚餅子などの特産品を開発して「撫育局」を設置して一種の専売制を導入しました。
他藩の専売制とは逆に、生産に関しては生産者の利益が重視されて、藩は後述の流通上の工夫によって利益が上げるようにしたのです。
それら産業を盛んにする人材育成にこそ、山田方谷の地方創生のキモです。
(*'▽')
その人材育成がおろそかになっていないか?
(´・ω・`)
と、私は思うのです。
せっかく日本は大学を沢山つくっても、新たな起業をする人材ではなく、既存の企業に就職する人たちを育成している気がするのです。
地方創生を可能にするのは、「行動する禅」と言われる陽明学の思想かも知れませんよ。
(*'▽')
小説(読書感想) ブログランキングへ
財政破綻を救う山田方谷「理財論」―上杉鷹山をしのぐ改革者 (小学館文庫)
- 作者: 深沢 賢治
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/06
- メディア: 文庫
コメント 0