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なぜ、中国は尖閣諸島や南沙諸島で過激な行動を繰り返すのか? 中国のシーレーン問題 [時事]



「<尖閣海域>中国船240隻 仲裁裁支持の日本に反発」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160806-00000113-mai-pol

南沙諸島でも緊張が高まってますが、尖閣諸島も非常に危うい状態が続いております・・・(´・ω・`)

さて、中国は何故、このような行動を繰り返すのか?
それは、中国のシーレーンの為だと思われます。

シーレーンとは、一国の通商上・戦略上、重要な価値を有し、有事に際して確保すべき海上交通路のことです。

産油国が集中する中東から中国へのシーレーンは以下の通りですが・・・(´・ω・`)

China’s_Critical_Sea_Lines_of_Communication.png

よく見て頂けるとわかるのですが、反中国の国々が多いです。
南沙諸島は、反中国のベトナム・フィリピンに挟まれ、もし有事の際は封鎖されてしまえば、石油は入ってきません。
そして、そこを迂回したとしても、本土には台湾・日本が立ちはだかり、有事の際に石油は入ってはこないという事になってしまいます。
(´・ω・`)

その反面、今はアメリカが産油国に復活して、シェール革命により輸出国となっています。
アメリカが中東に依存していた石油が不要になってきたんですね・・・(´・ω・`)

現在の国際情勢では、アメリカは中東からのシーレーン確保の為に戦争をするところまで、必要とは思っていないのです。
そういう情勢が、この中国の行動となってしまいました。
(´・ω・`)

中国がシーレーン確保となるまでは、続くと思いますが・・・(´・ω・`)

しかし、アメリカもどこまで黙っているのか?
(´・ω・`)
石油価格の下落は、シェールガスより中東の石油を買え!
という、中東からのメッセージでもあります。

親米の中東諸国にしてみれば、アメリカの後ろ盾が無くなれば、政権を保てない国も多いですからね。

「世界大戦前夜に似ているという」って例える方もおられますが、石油という第二次世界大戦後に石油を供給で出来る二大超大国のアメリカ・ソ連によって、世界は二分されました。
(´・ω・`)
現在は、その枠組みが崩れてしまって、混沌としてきています。

そして、19世紀は世界一の大国だった中国は、20世紀後半に産業革命を成し遂げ、現在は世界第二位の経済力をほこる国となり、その国力が世界を席巻する日も近づいています。

ある意味、アヘン戦争はその経済力が強すぎる中国が、軍事的にはまるで遅れている事につけ込み、イギリスが今なら戦争で勝てるとして、その後の半植民地にして、いたぶり続けたのです。
・・・(´・ω・`)
中国人の恨みは深いっすよ。
同じ文化圏だと思っていた日本にすら侵略されましたからね。

そういう歴史背景を知れば、解決策は・・・(´・ω・`)

私には思いつきませんね・・・(´・ω・`)








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