「花燃ゆ」の廃藩置県 [ドラマ]
しかし、大政奉還から続く戊辰戦争、王政復古、などなど、怒涛のイベントが・・・
まさか、元夫の隠し子との出会いとか、次の夫の楫取素彦が出世街道から外れる方がクローズアップされるとは・・・
そして藩主では無くなるから、毛利家や奥はどうなるのか?
(´・ω・`)
いえ、主人公は美和ですし、自分の周囲と夫たちの方に視点がいきますよね。
さて、大政奉還したのになぜ、戊辰戦争になったのか?
(´・ω・`)
駆け足過ぎて、イマイチ分からないと人も多い思いますが、もし大政奉還後に徳川慶喜が主催しようとした列公会議が開かれて政治を行った場合、中央集権の近代国家とはならなかったんです。
江戸幕府というのは、各藩の連合国家でその中で最大領土を持つ徳川家が国家の政治を天皇から委託されている状態です。
ドイツは近代まで統一に苦しみますが、それ以上にヤヤコシイことになりかねなかったんですね。
(´・ω・`)
日本は各国が藩として独立し、幕府の天領やその飛び地とか色々と含めると日本は300ぐらいに分かれておりました。
しかも規模は不統一で、明治22年(1889年)には3府43県に落ち着くまで、統合を繰り返すことになります。
そもそも廃藩置県は平安時代後期以来続いてきた特定の領主がその領地・所領を支配するという土地支配のあり方を根本的に否定し変革するもので、「明治維新における最大の改革」だと思います。
ドラマでも揉めてますね・・・
そもそも武士は一所懸命という言葉があるくらい、身分は持っている土地の広さと言ってもいいくらいですからね。
(´・ω・`)
まあ、その士族の不満はのちのち描かれることでしょう。
しかし、この藩を解体し、再編することにより、日本人という概念が生まれたのです。
ドラマで盛んにでる「長州人」というような、考え方が希薄になってきます。
藩名と県名とか違うとか、そういうので親しみが無くなっていくもんなんですね・・・
但し、一部の例外は除きます。
しかし、あれだけ藩でまとまる意識が高かったのに、よくもこんな方向転換ができたもんだなぁ・・・
(´・ω・`)
って、思いますよね。
ドラマでも何か決め台詞は自分たちの藩である「長州」のフレーズがあったと思います。
しかし、幕府が倒れたのは、幕府を含めその藩が経済的にやっていけなくなっていた事が最大の原因です。
ほとんどの藩が借金まみれで、どうしょうもなかったんですね。
(´・ω・`)
よほど裕福な藩主じゃなければ、不満ということも少なかったようです。
明治初期に士族の反乱が起こってますけど、藩主を担ぎ出せた事は無く、小規模で終わってます。
一番規模の大きい西郷隆盛の西南戦争すら、旧藩主である島津久光は無関係です。
ある意味、藩主たちは蚊帳の外に置かれたんですね。
見事なほどに・・・
(´・ω・`)
長州も毛利元徳も名誉職を歴任し、政府に対しては従順でした。
こうして明治は中央集権の近代国家として急激な改革をしました。
さて、次回のドラマではこの急激な改革を明治政府とは無関係の武士たちにクローズアップするようですが・・・
(´・ω・`)
どうなるんでしょうね。
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まさか、元夫の隠し子との出会いとか、次の夫の楫取素彦が出世街道から外れる方がクローズアップされるとは・・・
そして藩主では無くなるから、毛利家や奥はどうなるのか?
(´・ω・`)
いえ、主人公は美和ですし、自分の周囲と夫たちの方に視点がいきますよね。
さて、大政奉還したのになぜ、戊辰戦争になったのか?
(´・ω・`)
駆け足過ぎて、イマイチ分からないと人も多い思いますが、もし大政奉還後に徳川慶喜が主催しようとした列公会議が開かれて政治を行った場合、中央集権の近代国家とはならなかったんです。
江戸幕府というのは、各藩の連合国家でその中で最大領土を持つ徳川家が国家の政治を天皇から委託されている状態です。
ドイツは近代まで統一に苦しみますが、それ以上にヤヤコシイことになりかねなかったんですね。
(´・ω・`)
日本は各国が藩として独立し、幕府の天領やその飛び地とか色々と含めると日本は300ぐらいに分かれておりました。
しかも規模は不統一で、明治22年(1889年)には3府43県に落ち着くまで、統合を繰り返すことになります。
そもそも廃藩置県は平安時代後期以来続いてきた特定の領主がその領地・所領を支配するという土地支配のあり方を根本的に否定し変革するもので、「明治維新における最大の改革」だと思います。
ドラマでも揉めてますね・・・
そもそも武士は一所懸命という言葉があるくらい、身分は持っている土地の広さと言ってもいいくらいですからね。
(´・ω・`)
まあ、その士族の不満はのちのち描かれることでしょう。
しかし、この藩を解体し、再編することにより、日本人という概念が生まれたのです。
ドラマで盛んにでる「長州人」というような、考え方が希薄になってきます。
藩名と県名とか違うとか、そういうので親しみが無くなっていくもんなんですね・・・
但し、一部の例外は除きます。
しかし、あれだけ藩でまとまる意識が高かったのに、よくもこんな方向転換ができたもんだなぁ・・・
(´・ω・`)
って、思いますよね。
ドラマでも何か決め台詞は自分たちの藩である「長州」のフレーズがあったと思います。
しかし、幕府が倒れたのは、幕府を含めその藩が経済的にやっていけなくなっていた事が最大の原因です。
ほとんどの藩が借金まみれで、どうしょうもなかったんですね。
(´・ω・`)
よほど裕福な藩主じゃなければ、不満ということも少なかったようです。
明治初期に士族の反乱が起こってますけど、藩主を担ぎ出せた事は無く、小規模で終わってます。
一番規模の大きい西郷隆盛の西南戦争すら、旧藩主である島津久光は無関係です。
ある意味、藩主たちは蚊帳の外に置かれたんですね。
見事なほどに・・・
(´・ω・`)
長州も毛利元徳も名誉職を歴任し、政府に対しては従順でした。
こうして明治は中央集権の近代国家として急激な改革をしました。
さて、次回のドラマではこの急激な改革を明治政府とは無関係の武士たちにクローズアップするようですが・・・
(´・ω・`)
どうなるんでしょうね。
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2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」続・完全読本 (NIKKO MOOK)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2015/05/30
- メディア: ムック
2015-09-14 02:52
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