シリア難民問題、それでも難民となれるのは一部の富裕層：IT系町工場を目指せ！：SSブログ

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シリア難民問題、それでも難民となれるのは一部の富裕層　[時事] [編集]

衝撃的なシリア難民アラン君の写真でしたが、難民のわりに非常に身なりは良かった事に違和感を感じた方もおられると思います。
このアラン君は残念ながら亡くなってしまいましたが、それでもシリア難民の中で、恵まれている方なのです。

シリアは長い内戦で無政府状態になっており、ISIL（イラクとレバントのイスラム国）に支配されている地域は、無法地帯となっていて、とてもでは無いですが、まともな暮らしをする事は出来ません。
だから裕福な家庭ほど、あらゆる財産を売り払い、難民としてドイツを目指すわけです。
しかし、運び屋に高いカネを払わないといけないので、貧乏人はヨーロッパに到達する難民にすらなれないという点です。もともと資本家、弁護士、医者、大学教授などをやっていた裕福層が、ドイツを目指して難民となっています。
アラン君の身なりが良かったのは、彼が裕福な層だったのです。

では、ほとんどのシリア国民はどうなっているかというと、シリア国内で避難民となり逃げている状態です。
こちらは皆さんが想像する難民のイメージの着の身着のままという方々です。
人口の半分の２０００万人が難民あるい避難民となっていて国家が崩壊している状態です。
隣国のトルコの難民キャンプも限界となっております。
(´・ω・｀)
その中でヨーロッパに逃れる事が出来たシリア難民は一部の富裕層だけであり、このシリア騒乱の問題の一部でしかないのです。

問題の根本的な解決はシリア騒乱を解決に導くことですが、泥沼化しており、解決の糸口すら見えていない状況です。
それこそ、多国籍軍による武力制圧しかないのでは？
と、考えてしまいますが・・・
(´・ω・｀)
軍事行動というのは金がかかります。
シリアに対してはそれが回収できる目途はたちません。

日本も今回の安保法制が通るとこの手の国際紛争に対して介入する事となります。

たしかにシリアでは日本の存立危機事態とはなりませんが、ここを本拠地となったISIL（イラクとレバントのイスラム国）により、中東の産油国へのテロ活動により、混乱がより拡大した場合は存立危機事態と閣議決定されるかも知れません。

このシリア難民の報道により、ヨーロッパ各国の世論もシリア騒乱解決に注目が集まると思います。

もしかしたら、日本も来年早々に自衛隊がシリアに派遣される可能性もあるかも知れません。
安保法制が改正されると、こういう世界情勢も他人事ではなくなるのです。
それにISILに日本は宣戦布告はされています。
宣戦布告され、民間人が襲われることが続けば、自衛隊が存立危機事態で動くことも考えられます。
(´・ω・｀)