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「花燃ゆ」の薩長同盟 [ドラマ]

さすがに薩長同盟はそこそこにスポットライトが当たりますよね・・・
(´・ω・`)
と、いう訳で薩長同盟の事を書きます。
ある意味、この密約が幕府の命運を断ったと言える幕末の最重要事件です。

そもそも薩摩藩は禁門の変で長州が敗れる要因となった藩です。
久坂玄瑞もこの時に亡くなっているんで、美和の気持ちも分かりますね。

さて、逆に薩摩藩は、といいますと・・・
(´・ω・`)
実は、先の長州征討で過酷な条件でしたが、長州と戦端を開くことを西郷隆盛は回避しました。

西郷隆盛と大久保利通が率いた薩摩藩内の志士たちの集まり「精忠組」は、もともと長州藩と仲が悪くは無いのです。
むしろ、井伊大老を襲撃した桜田門外の変で水戸浪士と薩摩藩士とで成した事で、吉田松陰はそれならば、我々も立ち上がらねばならない!
と、言っていましたよね。
実は吉田松陰が生存していた頃は薩摩とそんなに仲が悪く無いし、むしろ尊王の同士であると思っています。

京都で長州が過激な攘夷を唱えすぎたので、不仲になっただけで、そもそも薩摩藩は琉球を通じて外国との通商してました。
(´・ω・`)
実は薩摩は最初から開国路線です。
島津斉彬公の時代から、近代化を推し進めていました。
今回の薩長同盟の殺し文句が「薩摩を通して武器が買える」でした。
坂本龍馬が、長崎のグラバー商会からミニエー銃4,300挺、ゲベール銃3,000挺の薩摩藩名義での長州藩への買い付け斡旋した事で、長州の態度は軟化します。
なんのかんのと言いながら、結局、欧米の兵器の性能を知っているので、諸隊はその兵器を手に入れる為ということで、あの時点の長州を支配している諸隊の兵隊たちが権力の背景なので彼らが納得したというのが、結局のところ大きいです。
内乱の時点では小銃が足りない事が切実でした。
(´・ω・`)

薩長同盟の立役者は坂本龍馬と言われておりますが・・・
(´・ω・`)
薩摩の意を受けて、坂本龍馬が動き、それを長州側で戦い続けていた土佐出身の中岡慎太郎が仲介して、根回しして、薩長同盟の準備ができました。

後は、西郷隆盛が長州藩の下関での会合が流れたり、桂小五郎が京都の小松邸での一悶着があったのですが、密約が成りました。

これで薩摩藩は倒幕へと舵をきりました。

さて、次回は第二次長州征伐。
実際に長州は10万を超える幕府軍との戦争が始まります。





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