閑谷学校に行ってきました! [岡山]
今日は閑谷学校に行ってきました!
(^O^)/
岡山藩主池田光政によって開設された日本最古の庶民学校です。
日本遺産の「近世日本の教育遺産群 -学ぶ心・礼節の本源-」に登録もされています。
岡山が地元ですと、併設されている青少年教育施設の閑谷学校にたいていは行くので、一度は行っています。
儒教の教えを広めて、理想の国家を作ろうしました。
孔子廟が祀られており、ここでは陽明学も教えられたそうです。
閑谷学校の設立に関わった陽明学者の熊沢蕃山に思想が生きております。
ただ、幕府はその当時、朱子学を儒学の本流にしたいとしていたので、幕府や藩内の反対派と対立しました。
熊沢蕃山は岡山の零細農民の救済、治山・治水(百間川)等の土木事業により土砂災害を軽減し、農業政策を充実させました。
後に同じく陽明学者の備中松山藩の山田方谷も行政手腕は幕末随一でしたし、岡山県の陽明学の興隆させた大学者です。
その遺徳を学ぶ場でもあります。
(´・ω・`)
まあ、子供の頃は、何でこんな田舎に学校?
って、思いましたけど、幕府が薦める朱子学を教えるのでは無く、実践と行動を重んじる陽明学を教える学校・・・
それは人目は避けるようになりますよね。
読書するのに田舎の方が良いという理由付けを最初、池田光政公が言いますが、幕府が奨励する朱子学では無く陽明学を教える為だと考えれば納得がいきます。
しかも、この閑谷学校は藩から独立して、学校領を設けられて、藩財政より独立します。
これは、もし備前岡山藩が転封や改易により藩主が交替となった場合においても学校が存続するようにです。
こうして、陽明学は岡山で教えられ続け、備前岡山藩は繁栄しました。
岡山市の地図を見ると、山に囲まれてますけど、海抜数メートルの平地が続きますが、これらはすべて埋立地です。
児島湾を淡水の児島湖にして一大耕作地と今はなってますが、その先鞭を付け、それを発展させていったのは、閑谷学校で陽明学を教えられた人たちです。
岡山の水害は酷いものだったのですが、暴れ川と呼ばれた旭川に百間川という支流をつくって、巨大な土手を作り治水をしました。
座して嘆く暇があれば、手足を動かせ!
そう、陽明学は教えます。
ちなみに、今、大河ドラマ「花燃ゆ」の吉田松陰も陽明学を学びました。
岡山も昔は教育県として有名だった原点でもあるのですが・・・
今や見る影もないんですけどね・・・
(´・ω・`)
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