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「花燃ゆ」の奇兵隊と農兵論 [ドラマ]

攘夷実行後にあっさり負けてしまいましたね。
(´・ω・`)
ドラマでも鎧に槍とか持ちだしてますし、そりゃあ無理でしょうね。
対するイギリス兵は軽装に小銃、まったく勝負になりませんでした。
そういう訳で兵器の性能差で圧倒されるという近代の戦争を長州藩は味わいました。
それゆえに高杉晋作は奇兵隊を作りました。
幼いころより習った武術で戦おうって思うような、武士は邪魔です。

この背景にはナポレオン戦争後の戦争論に影響されています。
19世紀には国民皆兵制と呼ばれる、国民全てを兵士とする戦争が欧米では始まってました。
軍事訓練を受けた国民が兵士となって国防をするという考えです。
と、いう訳で日本の幕末には、農兵論として入って来ましたけど・・・
さて、日本には豊臣秀吉の刀狩り以降、武器を普通の民が持つこと禁止しました。

武器を持てるのは武士のみ!
として、現在にも続く武器の所持を国家が管理する社会になっているのです。
そもそも、弓や刀、そして槍などは戦争で使えるようになるまで、非常に長い訓練期間が必要でした。
子供の頃から武芸百般と言われた訓練を武士の子は受けてきたのです。
特に厳しい藩では、上士という士官クラスの武士は武術の免許皆伝が必須だったりします。

しかし、小銃の場合は非常に短期間で済みます。
ちなみに現代のアメリカ海兵隊の訓練期間は3ヶ月です。
銃火器を使いこなす歩兵はそれぐらい訓練期間が短くても、実戦投入が可能となります。
この小銃の登場により、欧米では騎士は廃れてしまいましたし、騎兵も歩兵の銃の的となってしまいました。
もちろん、弓もライフルが実戦投入されてからは、廃れています。

なのですが、まだまだ日本は欧米でいうところの武士階級(騎士)のみが戦場に立つというのが一般的で、長州もあの時点ではそうでした。
その大前提を崩す事となるのですのですが、幕末の学者たちの中で実際に権力を持った人たちは農兵を実践しています、江川太郎左衛門英龍や山田方谷などです。
そして、それらを参考にして、高杉晋作が農兵論を実践して奇兵隊を組織しました。
高杉晋作の奇兵隊が家老たちにも通りが良かったのは、農兵論はみんな知っていたのです。
しかし、それができるリーダーって誰かいるの?・・・
(´・ω・`)
身分ではなく実力で兵士たちを従えなくてはなりません。
江川太郎左衛門英龍や山谷方谷のような万能の天才型でなければ、あの時点では難しいのです。
平時で組織して、訓練にかなり苦労しています。
バカにされたら、それで終わり、むしろ後ろから撃たれるような事もありますからね。
革命軍のリーダーが務まるようなカリスマ性が高杉晋作にはあったのでしょうね。
烏合の衆をいきなり率いることができた。
これが出来た人物は歴史上でも珍しいです。

明治維新後は兵士や士官の教育が出来るので、身分では無く階級による命令系統を叩き込まれるので、そういう問題は無くなります。

長州は女性も台場建設に力を尽くし、明治維新まで総力戦となります。
(´・ω・`)
この総力戦に勝ち抜いたことで、長州は維新をリードするのですが・・・
まだまだ、先は長いです。



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