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「竜馬がゆく」の落ちこぼれの目標 [小説]

坂本龍馬のイメージはこれから始まったというほどの名作「竜馬が行く」。
司馬遼太郎の代表作ですが、普通というよりは、少し出来の悪い少年が、
大人になり、大事を成し遂げるという物語です。

確かに故郷では、両親たちは、優等生の目標は武市半平太で、落ちこぼれたちの目標は坂本龍馬を見習えと言われたそうです。

私も子供の頃から大好きでした。
(´・ω・`)
小説の内容も青春小説で、楽しい青春を送りながら、志を立てて日本の為に働き始めるのです。
描かれている人物像はまさに普通の青年です。
でも、その普通さが良いのです。
それこそ誰でも感じる問題を素直に解決しようと、頑張ります。

これが凝り固まった思想や主義に支配された他の登場人物とは、違うんですよね。

あの頃、尊王攘夷と言うスローガンを広めた人たちは、明治の世になったらあっさりと翻します。
そもそも、人を動かすのにスローガンにしただけで、別に幕府を倒すためなら何でもよかったんですよね。
(´・ω・`)
でも、その主義思想を捨てられない人たちに、暗殺されていくんですけどね。

まあ、そういう訳で、主義思想に染まらず、その場その場で現実的に考えて、より良い行動は何か?
を問い続けた坂本龍馬は、それこそ商売を頑張ったり、戦争に参加したり、船中八策という国の進むべき概要を分かりやすく纏めたりと・・・。

色々な意味で歪まないというのは、すごく珍しいというよりも、大事な事です。
坂本龍馬の生き様はそれを象徴してますけど・・・。
若くして亡くなってしまいますよね。
(´・ω・`)
でも、偉人というのは、その志を継ぐ人たちを生みます。
その後に世界を相手に商売をして、貿易立国として大国の仲間入りをした日本が出来上がるのです。


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