SSブログ

「東天の獅子」と柔道のスポーツ化 [小説]

夢枕獏先生の名作「東天の獅子」は嘉納治五郎を中心とした、初期の講道館を舞台にした物語です。

さて、空手は流派がたくさんありますけど、柔道の流派は一つです。
講道館が一つにまとめたわけですが・・・。
(´・ω・`)
元々、柔術の流派はたくさんありました。
岡山にも最古の柔術流派の竹ノ内流とその分派がたくさんありまして、
東天の獅子に出てくる竹内三統流もその分派です。

そもそも、大名の身辺警護で、身に寸鉄も持てない時もあり、
結構、各大名家で研究されていました。
会津の御式内とか殿中での作法内でも戦えると言われた流派もあります。

でも、なんで講道館が世界中に広がるほどに大きくなったかっていうと、
すごく強かったんですよ・・・。
(´・ω・`)
作中で武田惣角が嘉納治五郎と戦うと、技を教えてやっているようなものだ。
みたいなことを言いますが、講道館には日本の古流の技をかなり収集し研究されていました。

それをスポーツ化した柔道は世界に広がりました。
私もよく、あそこまで怪我が少ないものにしたものだと、感心します。

警察にも取り入れられてますけど、特に暴れる容疑者を無傷で取り押さえる事が出来るのは、
柔道の粋です。
その柔道を創始したのが嘉納治五郎という天才です。

その嘉納治五郎が現代にも残る技の体系として残した柔道。

でも、そもそも「東天の獅子」って、収集した柔術の粋である前田光世が残した技の体系のブラジリアン柔術の
事を書くって話だったんですけど・・・。
続きはいつになるんでしょうかね。
(´・ω・`)


小説(読書感想) ブログランキングへ














nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。