「村上海賊の娘」と家の存続 [小説]
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村上海賊の娘を読み終わりました。
(*´Д`)
面白かった・・・。
やっぱ、これは映画で海戦を表現してほしいですね。
さて、下巻のテーマというか、戦をするのは何のためか?
と、いう問いに「家の存続」と登場人物の男たちは言います。
そういう理屈をねじ伏せるのは・・・。
って、感じで話が進んでいきます。
そういえば、「ジャンヌ=ダルク」とか、和田竜の「のぼうの城」も元ネタの甲斐姫とか、
女性の奮戦で、劣勢の戦が覆った歴史的な事実も多いですよね。
さて、その戦の理屈の部分の家の存続ですが、
今年の大河ドラマの黒田官兵衛でも、山中鹿之助が「尼子再興」を目指して頑張ってましたね。
岡山出身の知り合いに、今川義元の子孫だったり、これは皆さん有名だと思うのですが、
織田家の子孫とか、結構、色々と居たりします。
これは幕府直轄地の天領と、外様大名の押さえに手を尽くした徳川幕府の政策に
関係します。
でも、日本人って、先祖の良い家系の方をたどっていくと、天皇家につながるっていう話もありますし、
別段珍しいものではないんです。
20代さかのぼると先祖の数は数学上では、104万人ですしね。
今上天皇で125代ですから、推して知るべしです。
確かに天皇家は存続してますね・・・。
でも、戦を放棄したから、存続したので、戦は関係ないじゃん・・・。
って、思います。
でも、まあ戦を始めるのにあたって、人を納得させる説得力はあります。
先の太平洋戦争でも、日本の存続の為って言ってますが、
正直、ドイツと同盟さえしなければ、どうなったでしょうか?
あの時代、連合国はスターリンとすら手を握ったのです。
ヨーロッパでの戦争に集中するために、アジアでの譲歩は勝ち取れたんですよね。
何で、人種差別されているのが嫌だった日本が、人種差別を公言している
ドイツと同盟して、もしドイツがあのまま勝ったりしたら、どうなっていたでしょうね。
「村上海賊の娘」でも毛利家の外交の失敗のつけを、主人公が無理やり解決して、
乱世をより長引かせるわけですけどね。
あの戦いで、もし本能寺を毛利家が見捨てたら、もしかしたら織田幕府か織田皇帝とかが
誕生したかも知れませんね。
この敗戦で、信長の有名な鉄甲船が作られるわけですが、歴史って面白いですね。
(´・ω・`)
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