おっさんプログラマーがウケた話15『俺がZ80のバグを直してやったんだよ』 [パソコン]
私も新人のころ、尊敬するすごい先輩方はたくさんいました。
私も将来、そういう人たちになれるように頑張ろうと思ったものです。
さて・・・(´・ω・`)
Z80 は、米国ザイログによって製造された 8ビット・マイクロプロセッサーとしてトップシェアです。
インテルの8085と互換性があり、上位互換であったため世界中のパソコンで採用されました。
ここに小話があります。
有名な話ですが、初期のZ80にはバグがありました。割り込み関連のバグ(エラッタ)で、Z80の後継チップでもそのバグがあったりします、例えばMSX-ENGINE(T9769)とR800などです。
NMOS版のZ80については、そのバグを残したままセカンド・ソース契約に基づいてピンコンパチブルな互換製品も同じくバグがありました。
当時、顕微鏡写真を利用したデッドコピーを行う一部の日本企業があり、その対策として色んな手が打たれていたのですが、よりにもよってデットコピーの不製品であるZ80の互換チップには、そのバグがなかったのです・・・(´・ω・`)
ザイログからチップの著作権権侵害として訴えられますが、最終的には両者は和解しました。
その日本企業NECはそれからも、8086の互換チップで大ヒットしたV30や、μCOMシリーズなどでCPUメーカーとしても存在感を示します。
その先輩方からは、マイクロソフトのビル・ゲイツも下請けとして、使っていたというバブル前の日本企業の強さを聞きました。
うらやましい話ですよね・・・(´・ω・`)
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2022-05-15 09:47
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