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日本の近代史の始まりは尊王攘夷から・・・有色人種差別と日本。 [本]



最近、勉強会とかで若い方と知り合う事も多く・・・(´・ω・`)
近代史について、色々んな考えを聞くこともあった。

よくいるのが、「太平洋戦争は間違っていて、それ以前は・・・(*'▽')」って話だ。
ある意味、正しくて、ある意味、間違っている。

そもそも、太平洋戦争の原因はペリー来航です。
(*'▽')

帝国陸軍最高の天才と呼ばれた、石原莞爾が東京裁判で、アメリカの判事に真のA級戦犯は誰だと聞かれた時、原爆を落としたトルーマンだと答えたそうです。
そして、ペリーの話は、その判事が日本の戦争責任は日清日露戦争までさかのぼると述べたので、それならペリーを呼んで来いと言ったそうです。
(*'▽')

その理由として日本は約三百年間鎖国政策のもと他国に一切何の干渉もせず平和に暮らしていたのに、黒船を率いたペリーに開国を脅迫され侵略帝国主義の列強国から身を守るために自らも帝国主義国になった、よって全ての元凶はペリーだと説いたそうです。
(*'▽')

幕末のドラマを見た事がある人なら「尊王攘夷」は聞いた事がありますが、それからスローガンが「文明開化」に変わるんですけど、実態は身を守る為に自ら帝国主義国になったということです。
(´・ω・`)

実際、日清戦争、日露戦争、太平洋戦争と相手の国力差はだいたい10倍の相手と戦いました。
(´・ω・`)
太平洋戦争だけが、特異な戦争というわけでは無く、第二次世界大戦を始めたドイツがもしヨーロッパを席巻してれば?
アメリカは日本などに構っている余裕が無く、早期講和も可能なはずという、薄氷を踏むような戦略で行われたのです。
どうして、こんな危ない判断をしたのか?

人種差別を抜きにして、日本の戦争は語れないのです。
(´・ω・`)
アジアで独立を保てたのは、「タイ」と「日本」のみでした。
日本は地政学的な優位さから、産業革命に成功し、帝国主義国家として、列強となりましたが、有色人種で唯一の列強として、国際連盟を常任理事国として活躍していました。

石原莞爾はその著作から、アメリカとの戦争が行えるのは、1970年代と分析しておりましたが、ドイツ・イタリアとの三国同盟で、1941年でも可能だ!
と、判断した陸軍が扇動したのです・・・(´・ω・`)

しかし、そもそも明治維新の元勲からして、文明開化をした後に欧米との戦争を考えていた事は、吉田松陰は台湾からカムチャッカまでを占領せよ!
と、言っていた事から、事実です。
(´・ω・`)

戦後も安保闘争などで欧米への拒否反応は続いておりましたが、その元凶である人種差別が撤廃する努力が実り始めた頃から無くなっていきました。

今ではアメリカの同盟国として日本は疑いようもない世論を形成しております。
(´・ω・`)

対等な友人として付き合えるかどうか?
それが望めない時に、反感が高まり、戦争への流れが加速するのです。






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