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日本人のための寓話 「カエルの楽園」 [本]


カエルの楽園

カエルの楽園

  • 作者: 百田尚樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/02/26
  • メディア: 単行本



本書は百田尚樹先生の渾身の想いと魂をこめた寓話(風刺小説)です。
(*'▽')
日本人ならぜひ一読ください。

物語の主人公は語り部でもある小さなアマガエルです。
彼らが故郷を追われて、平安の地を求め、長い苦難の末にたどり着いた地は、神託のモーゼ十戒ならぬ三戒という戒めを守ることによって永遠の平和を手に入れたカエル理想郷でした。

この物語のテーマは日本独特の極めて歪であり、諸外国の読者には意味不明であり、滑稽な童話と思われるでしょう。
本書に唯一異議があるとすると、三戒に感動して自国に適応しようとする諸国民などいないでしょう。

この三戒が日本の憲法9条であることは、日本人ならすぐに分かることで、自衛の戦争を含むすべての戦争を全面的に放棄し、一切の軍備の保持をしないとした点で、日本国憲法は世界の憲法の中で最も徹底しています。
現実社会でも制定から70年近く経過しても、諸国の誰も適応していません。

そして、婉曲的な表現でないので、ああこの人物や出来事が、日本、アメリカ、中国、韓国、自衛隊、憲法学者、集団的自衛権、デモ集会、国会決議、尖閣諸島、マスメディア、教科書問題、捏造大虐殺、SEALDsなどの絶叫による陽動、日本国憲法、憲法第九条、少子化、サブカル等々・・・(´・ω・`)
そして、百田尚樹先生もご登場されます。

日本の問題点を客観的に示されて、日本人ならこれでもか!
って、いう事ばかりでした。
(´・ω・`)

子供が読んでもらいたいですが、大人じゃないと分からないと思います。
(´・ω・`)

昔、子供の頃に自衛官の息子が自分の親を非難するような言動をしておりましたが、その子供の頃を思い出しました。
もし、子供の頃にこの本があれば・・・(´・ω・`)
とか、思ってしまいます。

この物語のハンニバルとその兄弟たちは高潔で誇り高い人々でした。
(>_<)
戦う力を持つという事は、その為に一生を捧げるという意味です。
「百年兵を養うは . . . . . ただ平和を護らんがためである」

ぜひ、子供たちに読んで欲しいと思いました。
百田尚樹先生の他の作品も素晴らしいですが、今回の作品は名著であるし、教科書に載せるべきだと思います。
(*'▽')







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コメント 2

モアイを肩に乗せないで

「憲法」が「拳法」になってます(^_^;)
by モアイを肩に乗せないで (2016-03-27 05:37) 

しょう

ご指摘ありがとうございます。
(*'▽')
by しょう (2016-03-27 16:35) 

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