100分で名著「人生の意味の心理学」 [本]
アドラー『人生の意味の心理学』 2016年2月 (100分 de 名著)
- 作者:
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/01/25
- メディア: ムック
100分で名著で紹介されている『人生の意味の心理学』!
アドラー心理学は日本でも大人気です。
読んでいただければ、日本人にはすんなりと受け入れられると思います。
さて、日本ではなじみ深い仏教は人間の心の悩みをどう克服し、究極の安らぎである「悟り」に到達するかということ基本として、それを他人にも影響を与えていく事を目標とします。
アドラーは自分の心理学について個人心理学と呼びました。
アドラー心理学では、個人をそれ以上分割できない存在であると考えることから、人間の生き方は、個人という全体が個人の必要な能力を使って目的に向かって行動している、というふうに考えます。
より具体的には、人間は劣等感により、周囲より劣る状態から、相対的に優れた状態を目指して行動している、と考えています。
これについては、非常にわかりやすいと思います。
・・・フロイトは「リビドー(性衝動)が個人の行動原理だ!」と言われても、日本人には、馴染めないと思いますが、「劣等感が個人の行動原理だ!」って言われる馴染めると思います。
(*'▽')
そうじゃない人はそれこそ、仏教の悟りを開いている人と考えられますね。
劣等感を克服し、他者に影響を与える為に、自助グループ(Self-help group)を作る事を目標とします。
●著作などを読書したり、講座などを受講して、いわゆる座学すること。
●学んだことを実践すること。
●自分の学んだこと、実践について、仲間と議論すること。
の3つをバランスよく継続することが重要だと考えています。
これこそ、仏教の悟りを目指す為の修行です。
(*'▽')
自我から悟りへ!
この流れを幼い頃から文化として馴染んでいる事で、日本人には受け入れやすい心理学ですし、実践がしやすいと私は思います。
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