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この水準の原油安が続いた場合の懸念 [時事]

ガソリンが安くなりましたねぇ・・・。
(´・ω・`)
冬となると、石油への需要が高まるので、原油価格が高騰しやすいのですが、色々な事が重なって安いまま推移しています。
庶民としては、このまま安い方が良いですが・・・

さて、原油価格は1バレル100ドル以上だった時期、シェールオイルや再生可能エネルギーへの期待とか、いろいろと報じられましたけど・・・。
(´・ω・`)
中東のテロとの戦争が始まるまえ、2001年当時は1バレルが30ドル程度でした。
サウジアラビアなどの産油国はそれでも十分に採算がとれていたので、大丈夫ですけど・・・。
他の国々がどうなるのか?
色々とエネルギー事情が変わるかも知れません。
日本でガソリン1リッター100円ぐらいだったと思います。

そもそも原油って、掘ったら出るので安定している資源国はコストがすごく安いんです。

今回のサウジアラビアがたとえ20ドルまで下がっても!
って、いう発言から、次の会議の6月までそこまで下がる可能性があります。
もちろん、サウジアラビアは大丈夫です。
それは原油価格の下落による、エネルギー・コストの低下という世界経済へのプラス材料ですが、良いことばかりではありません。

1)世界に広がるディスインフレ傾向をさらに加速させてデフレ懸念を強めてます。
  EUもデフレの懸念があり、日本もインフレの目標を達成できていません。
 
2)産油国の財政不安や米国新興エネルギー企業の財務不安が先進国の株式市場を動揺させている。
  ロシアのルーブル安、シェールガス企業の経営破綻などのニュースが入ってます。

3)エネルギー関連企業が研究・開発・設備投資計画などが凍結してしまう。
 そもそも、石油の値段が安いのなら、他のエネルギーより圧倒的に優位です。
 石油が世界のエネルギーを担ったのは、コストが安いからだったので、
 水素社会とかいうスローガンも、立ち消えになるでしょう。

とまあ、原油高が続き、代替エネルギーの目鼻立ちも立たない中ですので、特に3は今後起こるエネルギー革命が致命的に遅れるかも知れません。
(´・ω・`)
低迷する世界経済の中で「独り勝ち」と言える米国もエネルギーの中東依存が増して、また中東に対して軍事行動を起こし、経済も混乱する可能性もあります。

私は特に技術者として、次のエネルギー革命が遅れるという懸念が大きいと思います。
原油高あっての、再生可能エネルギーへの投資が1バレル40ドル台では、どうなってしまうかわかりません。
喜んでばかりはいられないって事ですね。
(´・ω・`)


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