SSブログ

北方謙三「楊家将」と日本の女性観と中国の女性観 [小説]

北方謙三先生の名作「楊家将」。

この先生は、中国の名作を再構築し、男の物語に生まれ変わせます。
三国志しかり、水滸伝しかり、そのどちらも、北方謙三先生の作品を読んで、目からうろこが落ちると思います。
こっちの方が面白い!
って、ね。

さて、そこで「楊家将」。
実は、私は田中芳樹先生が「楊家将」を小説で書くというので、待っていたんだけど、北方謙三先生が先に出してしまいました。

読んでみると、まさに男の物語です。

楊家将って、私は女の将軍の方がはるかに強いぞ!
楊業の妻で夫亡き後も戦場で大活躍する令婆こと佘賽花や、「私と結婚しないと殺す」と脅迫し、楊宗保と結婚する穆桂英などを筆頭に、本来の京劇版はすごく活躍します。
って話だと思ってましたが、そういう部分が微塵もありません。

まあ、当然っていうか、女の将軍が活躍した事実より、男の将軍が活躍した事実の方が圧倒的に多いわけですから、当然ですよね。
日本人も安心して読めます。

さて、じゃあ本場の中国版はなんで?
って、感じですけど、中国の女性は強いです。

中国人の男は恐妻家が多く、夫に暴力を振るうのも普通だそうです。
・・・あれ、儒教の国じゃあなかったのか?
って、思いますよね。
でも、道教の国でもあるので、男は間抜け、女は賢い!
って、思っている人たちの方が圧倒的に多いんです。
(´・ω・`)
まあ、否定はしませんけどね。

小説(読書感想) ブログランキングへ












nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。