5年毎に見直す事が決まっている「核兵器の不拡散に関する条約」なんですが・・・
(´・ω・`)
2015年の今年のNPTの再検討会議は「最終文書」についての協議について時間切れとなったようです。
日本に関わることは、「世界の指導者たちに広島、長崎の被爆地訪問の実現」を盛り込む事にも失敗しました。
まさかこの会議で歴史認識問題を持ちだしてくるとは思いませんでしたけど、日本はかなり譲歩したと思うんですけど、核保有国と非核保有国の溝は埋まりませんでしたね。

超大国アメリカの主導のグローバル体制が崩れてきた現状を反映したのでしょう。

「船頭多くして船山に登る」っていう言葉が頭に浮かびました。

ただ、この条約じたいが、国連の常任理事国以外の核兵器の保有を許さないという側面があるので、むしろ古臭い条約です。
そもそも、北朝鮮も弾道ミサイルの小型核弾頭の開発に成功したとう報道もあったぐらい、核兵器は作ろうと思えば何処でも作れるという状態となってしまってます。
もちろん、日本もそうです。
(´・ω・`)
まあ、先進国で核保有していないのは、核の傘がある前提で保有していないだけですからね。

でも、この事から分かることは、第二次世界大戦後から続く国際体制がほころび始めていることは確かなようです。
(´・ω・`)
戦争の火種を持つ地域を火薬庫と表現するんですけど、かなり増えてきましたね。


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