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地方の路線バスは存続できるのか? 岡山の両備グループ赤字バス31路線廃止届出 [時事]



岡山県を中心にバス事業などを営む両備グループは2月8日、傘下2社の78路線のうち赤字31路線を一斉に廃止すると、国土交通省に届け出たことで、それぞれ影響をうける地方自治体が動いて、地域公共交通活性化再生法に基づく協議会の設置を3月末までに行うことを決めました。
この協議会には、市内を走る全てのバス事業者や行政、警察、市民の代表らが参加する予定です。
岡山市は協議会などを通して路線維持に向けた対策を考えたいとしています。
(´・ω・`)

さて、この問題は両備グループのバス路線の半分近くが赤字路線で、黒字路線がその穴埋めをしていたのですが、他のバス事業者が黒字路線への参入を申請を国土交通省が認可したことで、問題が表面化しました。
これは岡山市はバス事業者が多く、競合路線も多いため、バス事業者の協議会が岡山市では今まで無かったということと、地方の衰退していく市場での規制緩和は問題が多いことを改めて訴えることで、地方の公共交通機関の存続の法整備を考えさせられます。
これは日本の地方で起こっている問題で、民間企業が撤退した路線を行政が引き継ぐか否かの判断を求められていて、その解決策を模索しているのです。
採算のとれないバス路線をどうするかは、色々と意見があると思います。
(´・ω・`)

岡山市は政令指定都市ですが、少子高齢化が進んでおり高齢者の交通事故も増えております。
そして、岡山市とその周辺は人口分布の格差が非常に大きいのです。
人口の多くバスの需要が高い路線と、過疎が進んでいる路線の差が激しいのです。
そういう事情も典型的な地方都市ともいえます。
(´・ω・`)

他の地方でも民間業者が撤退した路線に自治体がコミュニティバスを運行したり、自治体が補助金を出したりすることもあります。
今回、31路線に対して、岡山の協議会はそれぞれの路線に対して方針を決めることになると思います。
補助金投入にしろ、コミュニティバスが引き継ぐにしろ、税金が投入されることになるので、今後の岡山の選挙の争点の一つになると思われます。
(´・ω・`)

さて、岡山県の総社市では、別名300円タクシーと呼ばれる「雪舟くん」を運営しております。

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【総社市新生活交通「雪舟くん」ホームページ】
http://www.city.soja.okayama.jp/kotsu/kurasi/shin_seikatu_koutuu/shin_seikatu_koutuu.html

予約型で乗合方式の公共の乗り物で、8人乗りや10人乗りのワンボックスカーを使い、戸口から戸口を結び、1人1乗車300円で目的地まで送ってくれます。
今後、自動運転技術が発達したら、よりこの乗り合いタクシーの需要は高まると思われます。
(o・ω・o)

日本も首都圏は人口も流入しており、発展が続いておりますが、岡山などの地方都市は衰退しております。
寂しいですが、それを補うアイディアを出して、実行していかないとダメなんでしょうね。
(o・ω・o)







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