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アレクサンダー大王とコンパニオン(友人)たちの青春 「ギリシア人の物語III 新しき力」 [本]



塩野七生先生は地中海世界の歴史エッセイの名作で有名ですが、最期の歴史エッセイ長編「ギリシャ人の物語」が完結しました!
最期はアレクサンダー大王の前史からヘレニズム文化というヨーロッパ文明の源流までを描いています。
(o・ω・o)


ギリシア人の物語III 新しき力

ギリシア人の物語III 新しき力

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/12/15
  • メディア: 単行本



アレクサンダー大王といえば、非常に有名で名前は日本人でも誰でも知っているほどの有名人であり、エピソードの数々も聞いたことがあることばかりですが、数々のアレクサンダー大王を題材とした本の中でも白眉の出来だと思います。
(o・ω・o)

アレクサンダー大王はマケドニアによるギリシャの覇権を認めさせ、ペルシャに攻め込む事を決めたコリントス同盟の盟主を父のピリッポス2世から受け継ぎ、ペルシア討伐の東方遠征を開始します。
ペルシャ帝国全土、そしてインドまで至る東征、そして死の直前に計画した西征、そして大王の後継者争いの中、ギリシャ文化がオリエント文化と融合してヘレニズム文化となり、ローマへと引き継がれるところまで、その後に「ローマ人の物語」をまた読みたくなりました。
(o・ω・o)

世界中で、特にヨーロッパ系の各国で現代でも子供にアレクサンドロスの名に因んだ名前をつける人は多い、誇りに思っていることを理解できると思います。
最大の征服者でありながら、融和と寛容に現地でも愛される王となった天才の物語は人を熱くさせますよね!
フィクションとしか思えないほどの爽やかな天才青年でした!
その後の英雄たちが目標とするのもわかりますね。
(o・ω・o)







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ギリシア人の物語I 民主政のはじまり

ギリシア人の物語I 民主政のはじまり

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/12/18
  • メディア: 単行本



ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊

ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/01/27
  • メディア: 単行本



ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

  • 作者: 塩野 七生
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/06/01
  • メディア: 文庫



ローマ人の物語 新潮文庫版 全43巻セット

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2011
  • メディア: 文庫



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