囲碁小説の傑作! 「幻庵」 [本]
囲碁をテーマにした小説で傑作が発表されました。
(o・ω・o)
百田尚樹先生の「幻庵」です。
江戸時代、徳川家康が囲碁を好んだことにより、打ち手に扶持を与え、碁に精進するよう命じた事により、囲碁も芸事として四つ家元が生まれ、それぞれがその腕前を競うことが始まります。
同じ時期、将棋も同じく家元が生まれますが、囲碁の方がより人気を集めていました。
(o・ω・o)
各家元は目標として、最高位の名人を一門から出す為に競い合い、生まれが百姓で小作人であろうと、漁師、商人、武士、それぞれが囲碁の腕前のみで評価され、天才少年たちを集めて競い合わせて、その中で最高の才能を持つ者を跡取りとしていきました。
(o・ω・o)
囲碁というゲームに一生を捧げた人たちの物語です。
実力主義でありながら、様々なシガラミのなかで、足掻き続けていきます。
そして時代は幕末へと、江戸幕府に守られた囲碁の家元たちの地位も揺らぎ始めていくのです。
(o・ω・o)
囲碁というと、私はプレイステーションの仕事をしていた時に、囲碁のソフトを開発したいから、AI以外の外側を作って!
って、いう外注仕事の話がありましたが、1990年代後半当時のゲーム機で動作するAIなんて、ルールを覚えたての私でも、勝てる代物でした・・・(´・ω・`)
囲碁は確かにAIを開発することは難しかったのですが、昨年「AlphaGo」が世界一のプロを倒したことでニュースとなりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/AlphaGo
それを作ったのは「デミス・ハサビス」という、10代の頃にアインシュタインより頭がいいと称された天才です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%B5%E3%83%93%E3%82%B9
今後も、世界を変革する発明をしている天才が、AIの一つのブレイクスルーとして、囲碁を選び、達成したのです。
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この物語は江戸時代後期ですが、その囲碁に関わる天才たちが競い合うなか、主人公は幻庵因碩で、後世に囲碁四哲と称された名棋士ですが、その人生や如何に?
という、大作です。
当然、コミック化、実写映画化もされるであろう傑作ですので、ぜひ読んでみてください!
(o・ω・o)
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