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「風立ちぬ」と戦後の軍需産業の技術者たち [映画]

「風立ちぬ」の富野由悠季監督が語られてます。
http://ghibli.jpn.org/report/sacla-tomino/

ここに「宮崎監督はゼロ戦の功罪、そして技術者の功罪というのをしっかり描いているんです。」という一文がありますが、確かに美しい飛行機を作りたかった堀越二郎でしたが、美しい飛行機は作れたものの、それは兵器であり、搭乗員の命も同時に奪ってしまいました。

と、いう訳ですが、風立ちぬ以後の技術者たちなのですが、兵器開発に関わっていた彼らの技術は民間へと転用されていきました。
堀越二郎も関わった「YS-11」は日本の航空機の伝統を受け継いでおりますが、飛行機を禁止された後、
彼らの多くは自動車産業に関わりました。

中島飛行機から解体された会社は富士重工業 、日産に吸収されたプリンス自動車工業、ロケット技術は石川島播磨重工業(現:IHI)などなどです。三菱飛行機は三菱重工や三菱自動車などなどですし、川崎飛行機は川崎重工と今でも日本を支える産業です。
太平洋戦争時に日本が軍需産業は世界でも上位であり、それが民間に転用されたのですが、高度経済成長の元は培ってきた技術が一気に花開いたと言っても良いと思います。

残念ながら戦後に航空機産業は禁止されましたけど、航空産業はまた復活して三菱重工のMRJの性能はトップクラスです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/MRJ
航空産業もこれからアメリカやヨーロッパと伍するほどに今後は成長できると思います。
(´・ω・`)
堀越二郎とその仲間たちの技術は確かに今も引き継がれています。

それが美しい自動車や船、そして今、MRJという美しい飛行機となりました。

堀越二郎が望ぞんだ「小さくてもカメになる道はないのかなぁ」という理想は実現しました。
(´・ω・`)


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