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「硫黄島からの手紙」とあの時代の人種差別の事を忘れてないか? [映画]

夏が近づくと・・・。
太平洋戦争のドキュメンタリーが増えていきます。

だいたい、構成が同じですよね。
いちいち説明しませんが・・・。
(´・ω・`)

さて、じゃあ何で、私らのたった70年前に生きた人たちは、世界中を相手に戦ったのでしょうか?

戦略の計算は高々、中学生レベルの数学で説明が出来るものばかりです。
国を動かす階層の人たちが、アメリカと戦端を開くとどうなるかが、分からないわけないのですが・・・。

だいたい、太平洋戦争時のドキュメンタリーでわざわざ、分かるように説明しない部分が必ずあります。
それが、あの当時の人種差別問題です。

さて、アメリカの公民権運動や、ユダヤのホロスコープは有名ですけど・・・。
黄禍論とか、日本を含む白人の黄色人への蔑視を真面目に説明しようとしません。
人種差別のドキュメンタリーでは、黒人やユダヤ人が非常に酷い目にあったことを取り上げますけど・・・。
日本人相手にもそんなもんだったんですよ。

映画「硫黄島からの手紙」はクリント・イーストウッド監督なので、そこら辺りもちゃんと表現しました。
栗林忠道がアメリカ留学していた時に、日本へ帰るパーティの席で、アメリカの士官の妻が黄禍論の思想をもとに、彼に対応します。
しかし、栗林忠道は「日本は良いアメリカの同盟国なれる」と最初に答えます。
あの頃の世界は人種差別が普通で、白人以外を蔑視するのが普通でした。
山本五十六など、アメリカへ留学した海軍のエリートは多いのです。
それは、出来れば仲良くしたい。との海軍の本音です。
太平洋戦争開戦前にあるアメリカ大統領が、「いつになったら、日本を占領できる」と海軍の将軍に問うと、
「日本には長門があります」と、答えます。
もちろん、海軍同士の友好関係もありましたし、戦いたくなど、どちらも無かったんです。

日本人が監督をした太平洋戦争映画も人種差別問題をあまり取り上げません。

そして、ほとんどのドキュメンタリー番組はあの時代の人種差別の問題を扱わないので、みんなどうして戦争をしたのか、結局、分からぬまま番組が終わります。

誰でも経験があると思うのですが、他人からバカにされるとむかつきます。
それが、バカにされる理由に納得いかないと、憎悪に変わります。

逆にいうと、明治以降の日本の対外戦争を民衆が支持したのは、純粋にそれだけだったりします。

そういう訳で、その人種差別問題がほぼ無くなると、日本人はすっかり大人しくなってしまいました。
(´・ω・`)
まあ、そういう訳で、憲法を改正しても問題は無いと思うのですけど・・・。

将来にわたって、そうかというと、何とも言えませんけどね。

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