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「黄門さま〜助さんの憂鬱〜」と江戸時代の地方と中央 [漫画]

水戸黄門というと、勧善懲悪の定番時代劇だけど・・・。

冲方丁先生の「光圀伝」では、だたの正義の味方では無く、生の徳川光圀を書き出してますし、この徳弘正也先生の「黄門さま〜助さんの憂鬱〜」はブラックコメディや、封建社会への皮肉、そしてお笑いと人情話と、定番時代劇を蘇らせている。

主人公の井上新ノ助は、この作者が描く主人公の典型で、人の良い好青年で、結構スケベだが、実は剣の達人でめちゃくちゃ強い。
出生に秘密があるらしく、他の登場人物の中でも、強さが頭一つ抜き出ている。
そして、黄門さまは、清濁併せ持ち、この世に対して、諦めも含めて、暇を持て余し、全国を漫遊して面白い事を探している一種の化け物だ。

新ノ助は、強力なヒーローでもあるが、読者に思いを共感させているのは、相変わらず旨い。
もし、読んでないのなら「狂四郎2030」もおススメしたい。
主人公のタイプは同じだが、より過酷な環境に置かれながらも、足掻く姿に感動すること請け合いだ。

水戸黄門のテンプレートである、諸国を回り、その地方での問題について、黄門一行が首を突っ込むのは、変わらない。
そこに地方ならではの問題を絡めてきて、非常に面白い。
続けてようとすれば、どこまでも続けられるだろう素材なので、長期連載になることを祈っている。
(´・ω・`)

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